無料で読む!「消えた初恋」のネタバレ 感想
消えた初恋
前作の俺物語が好きでアルコ先生が原作と知り、読み始めました。漫画のタイトルから報われない恋の話かと思っていたら、まさかのBLです。
でも好きになっていく過程が丁寧なので、BLが苦手な人でも読みやすい内容だと思います。
テスト前に青木の好きな人、橋下から消しゴムを借りたらそこにはクラスメイトの井田の名前が書いてありました。好きな人の名前を書くと両想いになれるというおまじないを橋下は実践していました。それをうっかり井田本人に見られてしまい、橋下のものとは言い出せず、自分のものだと嘘をついてしまいます。
そして井田にフラれてしまいます。青木は橋下が井田を好きだと知り、失恋したショックをぶつけますが、それを自分に向けられていると勘違いした井田は一途な(橋下に対する)青木に揺れます。
もうこの話はなしと青木は言いますが、もっと青木のことを知りたいと井田は返します。
そこから試験勉強をしたり文化祭準備や修学旅行などを通して、井田の男らしくて真面目な一面を知り、青木は井田のことを本気で好きになります。
青木が告白して付き合うことになりますが、井田の天然さ故に行き違いがあり衝突してしまいます。
何度も揉めてケンカしながらも二人の想いががっちり噛み合ったとき、自分のことのように嬉しかったです。純粋で一途な二人の様子に心が洗われます。
あと周りのキャラの恋愛模様も素敵です。青木が好きだった橋下は実は青木の友人である相多が好きだったのです。相多は誰とでも仲良くなれるお調子者の性格ですが、橋下の真剣さにちゃんと向き合おうとしています。この二人がこれからどうなるのか楽しみです。
空回りしながらも二人は真剣に向き合い、お互いを大事に想っている様子が伝わってきます。これからまだまだ波乱がありそうですが、見守っていきたいと思わせてくれる作品です。