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無料で読む!「涙雨とセレナーデ」のネタバレ 感想

 

涙雨とセレナーデ

無料で読めたのは1巻だけだったのですが、魅力的なキャラクター達の複雑な人間模様に思わず引き込まれてしまう作品で、本郷との恋の行方やタイムスリップの謎も多く続きが早く読みたくなりました。

物語の鍵になっているネックレスは、ひいおばあちゃんがくれたものの様で、タイムスリップとひいおばあちゃんが関係していそうですよね。

主人公の陽菜と明治40年の雛子が瓜二つなのは、やっぱり血縁関係があるからなのかなと思えますし、物語を読み進めるとこの2人の関係がもっと見えてきそうな気がしています。

幼かった陽菜が本郷亭の庭にタイムスリップしてしまい、そこで2人で過ごした時間は孤独だった本郷にとってかけがえのないものとなり恋心が芽生えるのですが、許嫁となった雛子と勘違いしてしまい大きなスレ違いが生まれます。

2度目のタイムスリップでもう一度出会えた2人ですが、主人公の陽菜には現代に好きな人が。。また、雛子にも別に心惹かれる相手が出来ていて婚約を解消して欲しいと言われてしまいます。

顔が瓜二つの2人が取り替えばやにより次々と本郷の前に現れては噛み合わない態度を取っていくことで、混乱して振り回される本郷が可哀想ですがキュンとします。食事会の席に自動車をわざわざ借りて参上したのは、馬車へ乗った時に「車よりも揺れる」と話していた陽菜の為だったのかなと思うと孝章が可愛らしく思えます。

本郷が惹かれた陽菜が雛子とは別人だと気が付いて欲しい気もする一方で、時代の違う2人が惹かれ合うのは大きな困難が待ち受けていそうな気がします。

また本郷の兄である久尚との絆も胸が締め付けられました。妾の子である義弟の孝章が本郷亭に引き取られ久尚と一緒に暮らし始めた頃、義母から冷たく突き放されて孤立してしまった時孝章に唯一優しく接してくれたのが久尚でした。

病に侵された身でありながら、孝章の孤独を受け止めて「どんなに悲しくても諦めてしまわないで。」と話す久尚。その言葉の後には「命がある限り」と続く様にも思えました。

目が見えなくなってしまった後も音楽を愛し、孝章の成長を喜んでいた彼もまた、本郷亭の長男として生まれながらも、病弱で父親から跡継ぎに認められなかった孤独を抱えていたのだと思いました。 涙雨とセレナーデという題名とリンクしている箇所も何かの伏線なのかなと思えます。

雫の飾りが付いた、ひいおばあちゃんのネックレスをつけている時にお天気雨(涙雨)の日にタイムスリップする。 お天気雨ではなく、涙雨と表現するのは誰かの涙なのか。叶わない想いに涙した誰かの願いなのか。

昔の陽菜がつけているネックレスには雫の飾りが3つあるのに、現在の陽菜が付けていたものには2つだけ。孝章との記憶の続きに、無くなったもう一つの雫が関係しているのではないかと思えます。(「私のネックレス見ませんでした?雫が2粒ついているような。」(P130)とあります。)

「俺は兄さんのスペアとして生まれた。」そんな思いを持ち続ける本郷。誰かの駒としての人生しか選べない時代。人生を将棋の駒として例える雛子に対してその将棋は誰がさしてるの?と聞く陽菜。陽菜との出会いで変わっていく人々がどうなっていくのか、今後の展開もとても気になります。

 

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