前回のお話で、桃瀬は初めて上司を含めた4人での飲み会に参加します。
とても楽しい時間を過ごし、幸せ気分になれたのでした。
新しい上司はど天然 ネタバレ1巻書き下ろし3のネタバレ感想です。
新しい上司はど天然 1巻書き下ろし3のネタバレとあらすじ
白崎主任と桃瀬が乗っていた電車が停電になり、緊急停車してしまいました。
真っ暗な車内で、星が綺麗だな…と言う白崎主任。
桃瀬は、僕が転職を決めた日の事を思い出しますね…と語り始めます。
パワハラで病んでいて、台風が来てるのに出社した桃瀬。
ところが上司の連絡ミスで、会社は急遽休みになっていたのです。
ボーっと歩く桃瀬の目に止まった、真っ黒な広告。
プラネタリウムの広告ですが、よく見ると一粒だけ光があり、「きっと出会える、君の光。」というキャッチコピーが桃瀬の心を揺さぶりました。
その足でプラネタリウムに行き、満点の星空を眺めていると、自分のやりたかった事を思い出すことが出来たのです。
素敵な広告を作った会社を探し当て、転職したのが今の職場です！と嬉しそうに話す桃瀬。
すると突然、白崎主任がプラネタリウムの広告を作ったのは自分だという事を明かしたのです。
憧れの人と一緒に仕事をしているなんて…！と、桃瀬は感動します。
白崎主任は恥ずかしそうに桃瀬に、「転職してきてくれてありがとう…」と伝えたのでした。
感想
今回のお話は、1巻のラストを飾るに相応しい感動エピソードです！
桃瀬がパワハラで前の会社を辞めたというのは語られていましたが、どうして今の職場に決めたのかまで語られるとは予想外でした。
そして読み進めてみたら、思わず胸が熱くなるエピソードで感動しました。
桃瀬の闇が深くなっていた時に、白崎主任か作った広告で救われていたなんて…！
また主任の作った広告が素敵なんですよね。
メインテーマはプラネタリウムですが、キャッチコピーは桃瀬の様に疲れたり迷ったりしている人の背中を優しく押してくれる…と言うか、さすってくれてるような温かさを感じます。
知らないうちに、誰かを助けたり励ましたり出来るなんて、何てやり甲斐のある仕事なんだろうと感心しました。
白崎主任も面接に来た桃瀬が、この広告の話をした時には嬉しくて泣いてたと言ってましたね。
自分の作り上げてきたものが誰かの心に響いたってわかるだけで、最高に嬉しかったと思います。
本当に、この仕事をしてきて良かったな…と実感したのではないでしょうか。
こういう経験の積み重ねが、仕事を続けるモチベーションにもなりますよね。
私も以前勤めていたお仕事のお給料が低かった所があるのですが、お客様に喜んで貰えたら頑張れちゃって…。
結局、１番長続きした職場でしたね。
仕事って、お給料より大事なものがあるという貴重な経験をしました。
しかも主任は嬉しさのあまり、桃瀬の教育係をやらせて下さい！と立候補するんです。
桃瀬は知らなかったけど、白崎主任は桃瀬が転職してきた一日目から好感度高めだったんですね。
そりゃ、仲良くなるはずですわ…。
真相を知った桃瀬が、感動している表情にもウルっとしちゃいました。
憧れの人と一緒に仕事が出来て、「転職してきてくれてありがとう」なんて言われたら幸せ過ぎですよね。
こんな事、言われてみたいわ…なんて羨ましくなりました。
感動エピソードで泣かされて終わるのかと思いきや、電車ならではの天然事件を起こした白崎主任に最後は癒やされますよ！
1巻はこれでやっと終わりですが、9話プラス書き下ろし3話…大ボリュームですよね！
長いのかな…と思いきや、1話は僅か10〜15ページ前後しかないんです。
なので、仕事に疲れて長いお話はムリ…という方でも気軽に読めますよ！
それに加えて、紹介しきれなかった後日譚やおまけもあって必見です。
特に白崎主任のうちに住むことになったネコ・白桃とのエピソードがたくさんあって、私はこっちでも癒やされました。
今回の見どころは、桃瀬が転職した理由を話すシーンです。
白崎主任の作った広告のお陰で、パワハラ上司から離れる決意が出来た桃瀬。
まさにキャッチコピーの通り、桃瀬にとって白崎主任は「光」なんだなと実感しました。
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新しい上司はど天然 1巻書き下ろし3のネタバレでした。
