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前回のお話で、パーティ会場を飛び出したヴィオラ。

王太子オズマンサスに追いかけられますが、護身術で見事撃退しました。

やったー!と喜ぶヴィオラの背後から、王太子の妹・オランジェが現れます。

怪しい香りを嗅がされたヴィオラは、意識を失ってしまいますが…?

誰かこの状況を説明してください!
最新話57話のネタバレ感想です。

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誰かこの状況を説明してください!最新話57話のネタバレとあらすじ

やっと意識を取り戻したヴィオラですが、口には猿ぐつわ、手は縄で縛られているのに気づきました。

助けを呼ぼうと試みながら、サーシスに大広間から出ないように注意されていたことを思い出します。

旦那様じゃなくて、お義父様たちに相談すれば良かったんじゃね?と、我にかえるヴィオラ。

体をモゾモゾ動かしているうちに、だんだん縄が緩んできたようです。

これならお屋敷で特訓した時より楽チン!と、あっという間に縄から抜け出しました。

鍵がかかった扉も解錠術を使い、簡単に開けてしまいますが…。

外には王太子オズマンサスと、妹のオランジェが待ち構えていました。

逃げるのは無理だと悟り、私を人質に旦那様を攫っても無駄ですよ!と告げるヴィオラ。

ところが王太子は困った様子もなく、ヴィオラが手に入ればいいのだと答えます。

オランジェもサーシスを諦めていなかったことに気づき、私達の気持ちは?と質問しますが…。

王族の希望が叶うことが下々の者の幸せだ、と答えたオランジェ。

その答えを聞いたヴィオラは堪忍袋の緒が切れ、王太子にパンチを、オランジェには足払いを食らわせました。

体制を崩した隙を突いて逃げ出すヴィオラですが、王太子は怒りの表情で再び追いかけてきます。

その頃、捜索をしていたサーシスは、ヴィオラ捕まっていた部屋で逃げ出した痕跡を見つけました。

まさか…!という思いが頭をよぎり、窓の外を見るサーシス。

王太子から必死に逃げているヴィオラの姿を見つけ、思わず声を上げるのでした。

感想

ラブラブ度★★☆☆☆

今回のお話では、捕まってしまったヴィオラがまたまた大活躍!

前回に引き続き、特訓の成果を発揮する姿がモリモリ描かれています。

身勝手な王太子オズマンサスたちに意見するシーンも、カッコいいですよ。

相変わらずサーシスとはすれ違い状態なので、ラブラブ度は低めかなと感じました。

今回は、「怒り心頭のヴィオラが大暴れ!」「うっかりヴィオラ」「身勝手な王太子たち」の3つに絞って見てみましょう。

怒り心頭のヴィオラが大暴れ!

オランジェの用意した怪しい薬で、意識を失ったヴィオラ。

気づいた時には拘束されていましたが、ここまでやる王族って心底尊敬できないな…と呆れてしまいます。

もし計画が失敗したら外交問題にもなるけど、自分勝手な人たちだから平気なのかもしれませんね。

一方、自分が捕まっているのにサーシスの無事を心配していたヴィオラは、相変わらず素直で守りたくなるのも頷けました。

か弱いお姫様なら「旦那様助けて!」の一言でも出そうですが、やるときはやる女子!

お屋敷で特訓した縄抜けの技と解錠術を使ってピンチを脱したのは、見ていてワクワクしましたよ。

ロータス達との特訓はとても厳しいものでしたが、その成果か…難なくクリアしているのが達成感に結びついていそうです。

その後は再び王太子たちに見つかってしまいますが、グーパンチに足技と華麗な武術を披露してくれました。

私、ドレス姿で戦う女性ってギャップがあって好きなんですよね。

洋画とかだとよくあるシーンですけど、さっきまで守られていた側が想像以上に強かったりすると、キュンってしちゃいます。

特にオランジェに足技を繰り出すシーンは、足元までの長いドレスが綺麗に広がって見応えバッチリ!

相手の容姿が微妙だからか、余計によく見えてしまう気もしますが…。

サーシスも側にいたら惚れ直しちゃうくらい、バッチリ決まっていたシーンでした。

うっかりヴィオラ

しばらくヴィオラの逃走劇が続いていますが、ちょいちょい勘違いしている所も愛らしいのでご紹介しますね。

ますば、自分ではなくサーシスが攫われると思っていたところ。

ヴィオラは自己評価がとても低いので、自分より素敵なサーシスが攫われるんじゃないのかと思っていました。

今まで散々モテてきて大変なヴィオラなのに、相変わらず自覚がないところも許せちゃうのが不思議です。

それに、普通に考えたら…ガタイのいい男よりか弱い女の子を攫ったほうが成功率は高いですよね(笑)。

さらに、自分でも義父様たちに報告すればよかったと気づいています。

ちょっと冷静になればわかることもわからなくなっていて、ピンチなのですが微笑ましくもありました。

オズマンサスのように脳筋タイプじゃないのに判断ミスがあったのは、それだけサーシスが大事だったからですよね。

私たちは政略結婚で結ばれたから人質の意味がないと言っているシーンでも、本心じゃないと言っているのが、変わったんだなぁって実感できます。

1巻から読み直してみると、サーシスとヴィオラの恋愛の進み方がよりわかりやすいかもしれませんね。

…最初の頃のお屋敷にサーシスがいなくて喜んでるシーンとか、最近はラブラブ過ぎてすっかり忘れてました!

恋をすると周りが見えなくなるって言葉がありますけど、やっとヴィオラもここまで来たか〜!と感無量です。

カタツムリ並の恋愛速度で焦らされまくりだったけど、その分喜びも大きいって感じですね。

この事件のクライマックスには、どんな素敵なシーンが用意されているのか…とても楽しみになりました。

身勝手な王太子たち

サーシスとヴィオラを離婚させようとしていたオズマンサスたちですが、悪巧みは当初の目的を果たそうとする身勝手なものでした。

ヴィオラも「私達の気持ちはどうなるのか」と反論していましたが、その返事までもが救いようのないワガママっぷり!

王族が幸せになれば下々の者も幸せなんて、そんな考えはフランス革命以前だってないわ!と怒りが込み上げてきました。

そもそも、何で他の国に迷惑かけてるのにこんな考えになるんだろう…?

ヴィオラやサーシス以外にもたくさんの人を巻き込んでるのに、気づいていないのでしょうかね。

この漫画も長く続いていますが、ここまでしっかり嫌われる悪役も珍しいなと思っています。

…まあ、自信過剰で笑える部分とかもたくさんありますけど(笑)。

サーシスの愛人だったカレンデュラも曲者でしたけど、それ以上にヤバイ兄妹ですからね。

カレンデュラとは仲良くなったヴィオラでも、流石に騒動後は許せないんじゃないかなと思います。

そもそも、今はヴィオラ一筋のサーシスが黙っていないでしょう。

以前は戦争でちょっかいを出してきているそうですし、いまいち出番の少ないサーシスが隊員を率いてボコボコにしてほしいくらいです。

サーシスのいい出番がなくてヤキモキしているので、最後はバシッと決めてもらえるよう期待しましょう!

今回の見どころは、ヴィオラが次々とピンチを乗り越えるシーンです。

ロータス達との特訓の成果を次々と披露しただけでなく、アクション女優のような身のこなしはお見事でした!

すごく頑張ってきたヴィオラですが、そろそろ体力も限界になってきて心配です。

そろそろ王子様役のサーシスに、美味しいクライマックスをキメてほしいですね。

 

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誰かこの状況を説明してください!最新話57話のネタバレでした。

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