前回のお話で、壬氏と共に子昌の治める避暑地にやってきた猫猫。
偽名を使い顔も晒さず部屋に籠る壬氏を、不思議に思うのでした…。
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~13巻50話のネタバレ感想です。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~13巻50話のネタバレとあらすじ
狩りに向かう壬氏を見送り、先に山荘に到着した猫猫。
やることもなくボーッとしていると、李白の姿を見つけました。
今日の狩りは鷹を使うとのことで、彼は猟犬と一緒にお留守番です。
犬笛を吹くと、猟犬はきちっと李白の指示通りに動きました。
何里離れていても駆けつけると聞き、賢いんですね!と驚く猫猫。
森の中に入ろうかと思っていた矢先、狩りを終えた一行が帰ってきます。
宴が始まり、猫猫は高順の後ろから壬氏と子昌の様子を眺めました。
普段は愛想のいい壬氏ですが…覆面のまま顔を背け、料理に手をつけようとしません。
手を震わせて、外に出る壬氏を追いかける猫猫。
使用人に水をもらい、その中に何かの粉を入れて森の中へ向かうのでした。
しばらくして、辛そうにしている壬氏を見つけました猫猫。
壬氏を連れて、人気の無い滝の近くに移動します。
滝の水で布を濡らし、壬氏の顔を拭こうとすると…。
壬氏は猫猫の腕を掴み、話があると言い出したのです。
俺はーーと言いかけた瞬間、何者かに銃撃を受ける二人。
一発目は避けたものの…間髪入れずに二発目が発砲され、猫猫を抱きあげた壬氏。
少し驚かせる!と言って、滝壺に身を投げたのです…。
その頃、中々帰ってこない壬氏を心配して、部下を捜索に行かせる馬閃。
不安そうな顔で、一体何処へ…?!と心配するのでした。
感想
ようやく本題である、狩りを始める壬氏たち。
前回のラストシーンで出てきた刺客も、同時に動き出しましたね。
今回は体調を崩した壬氏の言動と、子昌との関係性を探ってみましょう!
偽名を使って、頑なに覆面を取ろうとしない壬氏。
子昌と後宮で会う時は素顔で会っているのに、何で顔を隠さないといけないんでしょうか?
私は、自分を亡き者にしようとする人物を警戒しているのだと予想しました。
以前街に出た壬氏は、変装はしたものの…ここまで警戒していなかったと思うんです。
街の人に顔を見られても、「宦官の壬氏」で済むわけですが…。
ここで壬氏が顔を晒すと、それ以外の重要な秘密が漏れてしまうんじゃないでしょうか?
壬氏の重要な秘密って言ったら、彼が皇太后の息子として育てられ…主上の弟に当たるという地位ですよね。
その証拠に、壬氏を迎え入れた子昌は彼の無愛想な態度を見ても怒りもしません。
もし自分が相手に無愛想な態度を取られて、我慢するとしたら…上司や先生などの「上の立場の人」じゃないですか?
子昌の言動は、壬氏の身分が自分より上だと言っているようなものです。
壬氏が消えれば得をする何者かが、彼の命を狙ったのでしょうが…。
発砲した刺客が子昌の手先だと考えるのは、ミスリードされてる気がします。
これじゃ簡単すぎて、どうにも納得できません。
この漫画の事ですから、もっと複雑で絡み合うような理由があるはずですよね…。
彼らが使った武器・飛発は今で言う拳銃なのですが…デザイン的にも、海を渡ってきた商品のように見えます。
そうなると、キャラバンとの関係性も否定できませんね。
もう少し話が進み、怪しい証拠を並べて推理する時間が楽しみです!
さて、覆面のせいで気分が悪そうな壬氏を介抱する猫猫ですが…。
猫猫が壬氏を追いかけた際に持っていった物で、彼が苦しんでいる症状がわかります。
何かを混ぜた水に、いくつかの点心…。
壬氏は、脱水症状に陥っているものと考えられます。
熱中症ってやつですね…。
水に入れたものは塩分で、殆ど食事も飲み物も摂っていない壬氏に与えるために持参したのでしょう。
私がまだ学生だった頃は、夏も水道の水と牛乳で過ごすという過酷っぷりでしたが…それと同じようなものでしょうか?
はっきり言って、よく生きてたなという驚きしかないですよ…。
近年になって脱水症状の危険性が広まり、命を落とすことも知られていますね。
猫猫はこの時点で、壬氏を早く処置しなければ危ないと思っていたんでしょうが…。
そんなフラフラ状態なのに、猫猫を刺客から庇い…おまけに滝壺に飛び込んだ壬氏。
水飛沫の上がる滝壺を見下ろすシーンは、大迫力です!
普段は表情の動きが少ない猫猫ですが、さすがにヤバいと思っている顔をしていました…。
壬氏が考え無しに飛び込むとは思えませんが、二人が心配ですね…。
今回の見どころは、壬氏が猫猫を抱えて滝壺に飛び込むシーンです。
刺客の攻撃を避けて猫猫を庇う姿は格好良かったですが、二人は無事なのでしょうか?
ドキドキハラハラの展開に、目が離せません!
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~13巻50話のネタバレでした。