君にシナリオ。最新話ネタバレ 2巻9話　ついに事実を知ったゆかりは・・・？！

2022年4月19日 2022年4月19日

前話で、同じ脚本家スクールに通う五十嵐に自身の脚本をチェックしてもらう渥美。アドバイスを受け、寝る間も惜しんで脚本を書き続けます。仕事の合間にも脚本を書いていた渥美はいつの間にかうたた寝をしてしまうのですが、そこにゆかりが居合わせ、自分の事実婚話が書かれた脚本をのぞき見してしまいます。どういうことか確認しようと、仕事終わりの渥美を追うゆかりですが…？！最新話　君にシナリオ。2巻９話のネタバレ感想です！

君にシナリオ。最新話ネタバレ 2巻8話　ネタバレとあらすじ

渥美を追いかけているとき、街中で五十嵐にぶつかってしまったゆかり。気が付いた渥美が駆け寄ると、ゆかりと五十嵐という予想外の二人が鉢合わせしていることに動揺します。ゆかりと五十嵐に実情をを知られてはまずいと焦る渥美は、なんとか二人を引き離そうとします。
しかしそこに、現場をのぞき見していた南野が飛び出してきて、五十嵐をゆかりの事実婚の相手とすっかり勘違いし、「お世話になっています」と挨拶をはじめるのです。
「事実婚」というワードに何かを察した五十嵐。南野とは足早に別れを告げ、渥美とゆかりの三人で店に移動することにしました。
簡単な自己紹介を終えると、五十嵐は渥美に「脚本を出して」と告げます。ゆかりが脚本のことを知っていることに動揺していると、五十嵐は脚本のアドバイスをしていることを説明します。
脚本の内容はゆかりの話では？と聞く五十嵐。認める渥美にため息をついた後、プライバシーをのぞき見してしまったとゆかりに謝罪します。モデルがいるなら許可をとるべきだったと、席を立つ五十嵐。どこが事実かだったなんて確認したくないと言い、ゆかりには「何か話したいことがあれば連絡ください」と優しく声をかけ立ち去りました。
取り残された二人の間に重い空気が流れる中、ふふっと笑いだすゆかり。あんなに紳士な五十嵐を怒らせて、渥美の慌てる様子がおかしいと笑います。
気が抜けたというゆかりは、原稿を見てしまったことを話し始めます。「あの・・・」と話しかける渥美に、さっきまで笑顔だったゆかりの表情は一転し、「何も言わないで」と冷たい視線を向けます。ネタにしたことも五十嵐に読ませたことも不問にする変わり、原稿を預かると言います。「データを消すこと、事実婚のウソを黙っておくこと、そして・・・」ゆかりが最後につきつけた渥美にとって絶望的な要求とは一体なんなのでしょうか？！

感想

五十嵐さんがめちゃくちゃ大人でスマートで、理想的な紳士キャラでしたね。しかも年齢もゆかりと近そうだし…五十嵐さん独身じゃないのかな。ゆかりにお似合いなんだけど！
南野にゆかりの事実婚の相手と勘違いされても動じず、瞬時にピンとくるあたり頭の回転も速そう。普通だったら「なんのこと？」って確認してしまいますよね？
「違いますよ」と否定すれば、勘違いしている南野には恥をかかせてしまうし、困惑するゆかりをさらにややこしくさせてしまいます。
あえて決定的なことは言わず、先を急いでいるからと南野と二人を引き離し、ゆかりにもついてきてもらうようにお願いして、ちゃんと話し合いの場を設けさせる。とっさの判断で誰も傷つけずに切り抜けるところがかっこよかったですね。
渥美に対し、ゆかりの目の前で原稿を出すように指示するのも、モデルがゆかりだと確信していたからこそ。モデルがいるならちゃんと許可を取るべきだったと怒っていました。
自分がネタにされていたのだと知り、さらにはプライベートな話を第三者に知られたことに、ショックを受けるゆかりを見て、五十嵐も渥美に対して怒りがこみ上げたんでしょうね。
そんなゆかりを気遣うように、話の決着は二人でさせるところがまた大人な対応なんですよね。しかも、もし話したいことがあればいつでも連絡してくださいという五十嵐。ほんとゆかりとお似合いに思うんだけど、ここまできて事実婚の相手に五十嵐がなったらおもしろいのになあ～。
そして五十嵐が去ったあと、ふふっと笑いだすゆかりに、あれ？怒ってないの？と渥美も読者も一瞬勘違いしてしまったはず。一転して、「何も言わないで」と睨むゆかり・・・最後には「二度と私に関わらないで」と渥美につきつけたんですよね。今までゆかりの優しい部分ばかりが描かれていたので、ラストシーンの展開はめちゃくちゃ印象的でした。

今回の見所は、空気が一転したラストの展開ですね。どんよりとした重い空気をなごませようとゆかりが笑ったのかと思いきや、まったく違いました。今までの優しいゆかりとは全く違った、冷たい表情にぞくっとしちゃいました。二度と近づくなという要求をのむ渥美、その代わり脚本を最後まで読んでほしいと言いますが…？脚本にゆかりへのメッセージでも隠されているのでしょうか？