前話では、長年暮らした男子寮を退去する唐丸のお話でした。寮のメンバーが追い出しパーティーを開いてくれることになり余っていた食材で、楽しく精進料理を作り上げます。
お酒が入ったころ、後輩から「年上の彼女と同棲するために引越しするんですか?」と問われ、うろたえる唐丸。はたして寮を出て行く理由とは・・・?
最新話の8巻8月号、サチのお寺ごはん 感想です!
サチのお寺ごはん 最新話 8巻8月号のネタバレとあらすじ
サチの学生時代の友人・まっちゃんから「もう限界」とラインが届き、お寺に駆け込んできました。なにやら夫婦喧嘩をして家を飛び出してきたようです。サチ、源導と揃って話を聞いていると、家事のやり方が合わないことが原因でした。
何度言っても直さない旦那に、こんなことで怒る自分にも腹が立つと落ち込むまっちゃん。源導さんならどうするかと問われますが、結婚に関しては自分が体験していない分、上手く答えられないとめずらしく頭を悩ませます。
住職として結婚をすることはなんだろうと常に考える彼は、「寺の後継者を育てるため?」「自分のため?」と繰り返し自問し、今も答えが見つからないままでした。
気分転換に料理を作ろうと提案する源導。煮詰まる彼の姿に驚きながら、サチとまっちゃんも手伝い、枝豆ととうもろこしのおろし和えを作ります。
夏らしい一品を食べ気分も落ち着くかと思いきや、まっちゃんは改めて現状の不満を漏らします。そこにすかさず源導は「共に暮らす上での大切なことは、自分だけでなく相手も快適に過ごすこと」と説きます。
仏教でも同じことがあり、自分が幸せになるには、隣の人も幸せにならなければ本当の幸せは訪れない・・・。それを聞いたまっちゃんは、もう一度話し合ってみますと笑顔で寺を後にするのでした。
感想
今回は他人との共同生活をしたことがある人なら、あるあると頷いちゃうお話でしたね。家事のやり方が違うってだけで、すごいストレス感じちゃうんですよね。一緒に暮らすまでは全く気にならなかったのに、急に目に付くようになっちゃって・・・。
かくいう私も、洗ったお皿を食器棚にしまう位置がバラバラだったり、洗濯物の干し方が適当だったりで日々小さな不満を積み重ねています。
お気に入りのTシャツをハンガーではなく洗濯ばさみで干された時はさすがに怒っちゃいました(笑)でも怒りながら、私ってこんなに細かかったっけ?なんでこんなことで怒ってるんだろうと自己嫌悪に陥ります。
だからこそ今回の源導さんのお話は胸に響きました。一緒に暮らす上で「私から私たちに変わるためのすりあわせ作業」の大切さ・・・自分だけが快適だと思える生活をしてきて、結婚後もそれを続けるのは相手に大きな負担をかけてしまうんですよね。
どちらか一方が無理をするのではなく、「私」から「私たち」が快適に暮らしていくためにはどうしたら良いかを一緒に考える。いつの間にか自分の価値観が絶対だと思いこんでいたことの危うさにも気付かされた気がします。
私の価値観を押し付けていないか、自分自身が溜め込むほど無理をしていないか、話し合ってみようかなと考えさせられるお話でした。
今回の見所は、源導と並んでまっちゃんを見送るサチのシーンですね!「自分が幸せになるためには、隣の人が幸せでないと・・・」考え込むサチは、ふと隣に立つ源導を気にしていました。
「隣の人」って物理的な意味ではないはずなんですが、そこで源導のことを考えちゃうのはなんでなんだ~!源導さんの恋を応援したいという友情からくるものなのでしょうか?それとも別の意味があったりして・・・?!
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以上、サチのお寺ごはん 最新話ネタバレ 8巻8月号でした。