サチのお寺ごはん最新話ネタバレ10巻11月号　前澤さんの恋人は意外なあの人！

2022年8月29日 2022年8月29日

前話で、サチが困っていたところを男性が助けてくれます。その人物は以前サチを口説こうとした同僚男性でした。「お礼にメシでもおごって」と言われ困惑するサチ。もちろん彼氏である唐丸に相談しても男性と二人きりの食事はNGです。かといってこのままではいけないと悩むサチは源導に相談。サチができる最善のお礼を思いつきますが？！今話は、前澤さんと恋人の話です。最新話の10巻11月号、サチのお寺ごはん感想です！

サチのお寺ごはん最新話 10巻11月号のネタバレとあらすじ

サチは元同僚・前澤さんの独立を祝うため、自宅へと向かっていました。前澤さんは昔「彼氏なんていらない、結婚なんてしたくない」と言っていましたが、今は恋人と同棲しているようです。

彼氏はどんな人なんだろうかとドキドキしながらインターホンをならすサチ。すると明るく出迎えてくれたのは、小木さんの元カノであるマキさんでした。

意外な人物に驚くサチでしたが、数年前に前澤さんが企画したイベントにマキさんが出ていたことから、二人が顔なじみだったことを思い出します。

マキさんもお祝いパーティーに呼ばれた一人だろうと思っていた矢先、前澤さんから「私とマキちゃんが付き合ってるの言ってなかったっけ？」と驚きの発言が…

サチは予想外の言葉に「え゛えええ！？」と大声をあげて取り乱します。「恋人と同棲だけ聞いてたからてっきり男の人だと…」と言ってしまい、二人にとっては余計な一言だったのではと後悔します。

おめでたいことなのに動揺しすぎてうまく話せないと悩むサチ。その日は仕事の話で盛り上がり楽しい時間を過ごせましたが、どう反応すれば良かったのかと悩んでいました。

縁泉寺を訪れたサチは、出迎えてくれた小木さんの姿を見てドキリとします。小木さんは前澤さんとマキさんのことは知っているのだろうか、とそわそわしてしまいます。

すると小木さんのほうからマキさんと前澤さんとの同棲について話を振られ、知っていたのかと驚くサチ。二人に失礼な反応をしてしまったんじゃないかと悩むサチは、どうすればよかったのかと源導に相談しました。するとサチの心を軽くする仏教的な見方を教えてくれて…？源導の一言とは一体どんなものだったのでしょうか。

感想

仕事のデキル元同僚女性・前澤さんと小木さんの元カノ・マキさんが付き合っていたとは驚きの展開でした。

マキさんってたしか、小木さんに「イベントでお世話になった人が気になってる」といって別れを切り出してましたよね。まさかあれが前澤さんのことだったとは。意外なところでつながっているものですね。前澤さんもマキさんも、男性が恋愛対象と思っていただろうに、二人とも素直に自分の気持ちを認めて行動に移せて素敵ですよね。

作中でサチが「どういう反応をすれば良かったのか」と気にしていましたが、実際私も同じ立場だったら悩むだろうなあ。同性の友人に恋人を同棲していると言われれば、自動的に異性だと思い込んでしまう気がします。何も聞かされていなかったサチは驚いていましたが、私だってそうなると思う。

サチが状況を呑み込めてないと察したマキさんは、遠慮がちに「私たちのこと臼井さんに言った？」と前澤さんに尋ねていましたが、前澤さんはマキさんの肩を抱き寄せて「付き合ってるっていったよね？」と豪快にカミングアウトしてました（笑）さすが前澤さん、かっこいい。

女性同士が付き合っていることをサチに言いにくかった、とかではなく、単に仕事が忙しくていったつもりが言えてなかった、というところも前澤さんらしくていいなあ～！でもサチならわかってくれるって前澤さんが信頼してる証拠なのかもしれませんね。

そしてセンシティブな相談に対し、源導さんが教えてくれた仏教的な見方もめちゃくちゃ勉強になりました。「たまたま女性に生まれ、好きになった人が女性だった、それだけでしかない」という源導さんの言葉が胸にストンと落ちてきたんです。世間とか常識とかをとっぱらって、もっとシンプルに考えたらいいんだと気づけました。今回のお話はいろんな人に読んでもらいたいなあ～。

今回の見所は、どういう反応をすれば良かったのかと悩んでいたサチが、ありのままに受け入れたラストシーンの笑顔ですね。決して偏見を持っているわけではなく、むしろ二人を祝福したい気持ちなのに、どう接すれば良かったのかと悩んでいたサチ。動揺しすぎて理解あるフリもできなかったとモヤモヤしていましたが、初めからそんなのは必要なかったんですよね。源導さんの教えからもっとシンプルに考えたらいいと気付いたサチ。

「あの日、マキさんと話せて楽しかった、またお邪魔させてね」と優しく笑う姿が印象的でした。変に取り繕った言葉よりも、「楽しかった」というサチの素直な気持ちが前澤さんも嬉しかったと思います。