前話では、悩める白石が松子の部屋に泊まりに来るお話でした。白石に話を聞いてみると、なんと家を建てる話が出ているそう。松子は「素敵！」と喜びますが、言いだした旦那は、子どもを含めた人生設計についてなにも考えていないようで、そこが白石をモヤモヤとさせているのでした。改めて松子と話したことで、ふっきれたかもと話す白石。旦那と建設的に話し合ってみると優しく笑うのでした。そんな白石夫妻の話を聞いて、結婚に焦りを感じた松子は今泉に電話をしますが…?最新話、9巻53酒と恋には酔って然るべき感想です！
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酒と恋には酔って然るべき 最新話9巻53話のネタバレとあらすじ
今泉に「結婚したくなりました？」と確信をつく発言をされ、頭がいっぱいになる松子。「もう寝るのでよく考えてください」と一方的に切られてしまいます。そんな今泉の言葉に、30代の松子と付き合っておいて、あんまりじゃないのかと怒りすら覚えます。
翌日、今泉に一言何かいってやろうと声をかけますが、思いがけず日本酒部の集まりの話になりつられてしまう松子。大好きな日本酒の話になり、今泉との話もうやむやになってしまいました。今泉と少しずつ先のことを話すべきじゃないの？と、ますます焦りを感じます。
その夜、日本酒部飲み会では、部内から誕生した後輩カップルについて話が盛り上がります。最年少である今泉が結婚観について聞かれ、ヒヤヒヤしながらも耳をそばだてる松子。「30代前半で結婚して子供も欲しい」と今泉の答えはあまりにも「普通」のもので、松子は驚きます。
名取も結婚観について聞かれると、願望がないといいつつ「結婚してまで一緒にいたいと思える女性と付き合えていないのかも」と意味深な答えをします。
そんな名取の答えに今泉は思うところがあるようですが、松子はそれどころではありませんでした。
帰り道、今泉が答えた結婚観について触れる松子。結婚願望すらないと言っていたのに、と聞きますが、今泉は「無難に話を合わせただけ」と答えます。
「そっかー」となんともないフリをする松子でしたが、頭の中は「なら実際のところはどう考えているのか？」でいっぱいです。聞かなくてはと思いつつも、勇気が出ない松子はそのまま駅で今泉を見送ります。
思いがけず今泉の結婚観を聞くことになり、その相手が私であってほしいと感じた松子。そしてふと気づくのです。「私、今泉くんと結婚したいと思っている」と。
翌日、こうなれば福島での旅行でとことん話し合うつもりだ、と白石に意気込む松子。白石は松子の迫力に落ち着くようにいいます。「（今泉が）私と同じように結婚してまで一緒にいたいと思っているのかどうか…」と不安げに話す松子。すると後ろから、名取が「俺の話？」と声をかけます。
「結婚するの？ダメだったら俺と入籍しよう」とさらりといってしまう名取。はたして松子の反応は…？
今話のお酒 【楽器正宗 本醸造 中取り（大木代吉本店）福島県】
ラベルにも楽器が描かれているこのお酒の名前は、「酒造りも楽器を奏でることも、元は同じく神様への捧げもの」との言葉に由来しています。
好みの曲を聞くように、どんなシチュエーションにも合う料理にも合う、暮らしに潤いを与えてくれるお酒をイメージして造られているのです。
暮らしに潤いを与えるお酒と、とはまさに松子にピッタリのお酒ですね。
一口飲めばみずみずしいグリーン系フルーツの香りが広がり、甘やかだけどスッキリと飲めるお酒です。普段日本酒をあまり飲まない方にも飲みやすい味わいになっています。
松子たちは福島のお酒ということで、メヒカリの唐揚げや夏きゅうりのタタキを合わせていました。今の時期だと、夏野菜の天ぷらなんかもあいそうですね。
ちなみにこのお酒、一度生産中止になっていたのですが、今の蔵元さんの代で復活されたとか。きっかけはあの「十四代」も関係しているようで、ふと伊達さんのことを思い出してしまう松子。十四代といえば、伊達さんと別れる際に飲んだお酒・・・どことなく松子を見る今泉の視線が厳しいです（笑）
参考url：https://www.daikichi-sizengo.co.jp/%E6%A5%BD%E5%99%A8%E6%AD%A3%E5%AE%97/
感想
今泉の結婚観が明らかに…なったような、なってないような？たしか今泉は登場したときは27歳だったはず。作中で年齢を重ねるのかどうかはわからないですが、「30代前半で結婚」ってまだ先ですよね？あと５年後くらいの話なのかな？
一方、32歳の松子は子供を考えたら、結婚は早くしないといけないところ。子供好きなんだね、という松子の問いに、「無難に答えただけ」と言っていたので、本当のところはわからないですよね。さすがクールキャラ・・・ここまで漫画を読んできても今泉が何を考えているのかさっぱりわからない。
でも松子が結婚する気があるのかどうなのか、ハラハラしているのは今泉もわかっていたはず。わかっててあえて何もいってこないのは、松子をみておもしろがっているだけなのかな。それとも触れると面倒とでも思っているのか。
でも友達以上恋人未満の関係の時は、「藤井さん結婚したがってたから（だから付き合わない）」という意味ありげな言葉を残していました。
でももう付き合ってるんだから、松子と結婚についても真剣に考えているのかな。そのあたりは次の福島旅行で明らかになるといいですね！
それにしても名取ですよ！もう確実に松子のこと好きですよね？「結婚したいと思える女性と付き合えていない」なんて、本人は無自覚のように話していましたが、それって完全に松子のことですよね？プレイボーイキャラが実は一途な片思いを続けてるなんて可愛すぎませんか。
あの場では言葉の真意に今泉だけが気づいている印象でしたが、どうなんだろう。少なくとも松子本人は絶対気づいていない（笑）前から今泉は名取のことライバル視してますもんね。
しかも名取ったら松子に「俺と入籍しよう」なんて言ってました。冗談みたいにいってましたが、結婚願望ないくせに松子にはプロポーズするなんて、もう告白じゃん。いや、そもそもプロポーズは告白の最上級か！それなら独りがいいと即答する松子に、本気で傷ついた表情を見せる名取。もうめっちゃ好きじゃん。
横にいる白石あたりは名取の気持ちわかってそうです。でもきっと何も言わないだろうな。それが白石。
名取は自分のキャラのせいにして、軽口なら何とでもいえると思って、ついつい松子への気持ちを伝えようとしちゃうのかな。毎回内心傷ついてると思ったら、名取が不憫…。
名取にも幸せになってほしい…。
今回の見どころは、今泉が結婚観について話すシーンでしょうか。結婚願望はないだろうと期待していなかったのに、あまりにもフツーの結婚願望を話していたのは衝撃でした。（あとから、ツッコまれるのが面倒で話を合わせただけと答えていましたが）
あんだけ松子が悩んだのはなんだったの？という驚きの表情もよかったです。結婚を考える相手は私であってほしいと思ってしまった、というセリフもいいですよね。
松子の中で、結婚を「しなきゃいけないからする」といった目的から、「今泉とこれからも一緒にいたいからする」という手段に変わっていたんですね。ほろ酔いの恋のつもりが、どっぷり酔いしれちゃいましたね！松子の地元である福島旅行はどんな話になるのか楽しみです。
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以上、酒と恋には酔って然るべき 最新話ネタバレ 9巻53話でした。
