前回のお話で、オズマンサス達の結婚相手探しを兼ねた夜会に参加したヴィオラとサーシス。
王太子に気に入られたくない参加者たちが続出し、パーティ会場の壁際は満員になってしまいます。
用事ができたサーシスは、ヴィオラにこの場から離れないようにと念を押しました。
ところが、オズマンサス達の悪巧みを聞いてしまったヴィオラが扉の外に飛び出して
しまい…？
誰かこの状況を説明してください！
最新話8巻56話のネタバレ感想です。
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誰かこの状況を説明してください！最新話8巻56話のネタバレとあらすじ
扉の外になら、近衛兵がいるはず…！
ですが、辺りを見回しても人の姿がありません。
やっと見回りの近衛兵を見つけて駆け寄ろうとしますが、背後からオズマンサスが声をかけてきました。
ピンチのヴィオラは言い訳をしながらその場を離れようとしますが、オズマンサスは肩を抱いて休憩用の部屋に連れていってあげると言ってきます。
このままじゃ強引に連れて行かれる！と思ったヴィオラは、オズマンサスの手を振り払って駆け出しました。
しつこく追ってくるオズマンサスを引き離したヴィオラは、お稽古の成果が出てることを実感しますが…。
警備の人が見つからず部屋に飛び込もうとしますが、追いつかれてしまうのでした。
その頃、会場の不審物探しを終えたサーシス。
ところが、近衛兵からヴィオラが扉の外で王太子に追われていたのを見たという報告が入ってきました。
あれだけ会場から出ないでと言ったのに…！と考えた後、自分のせいだと思い直します。
どうか無事で…！と祈りながら、ヴィオラの捜索を指示するのでした。
肝心のヴィオラは、オズマンサスに接近され絶体絶命の危機に陥っています。
その時、脳裏に執事のロータスやメイド達の姿が浮かびました。
こんな時のために、自分の身を守る特訓をしてきたんだから…やるしかない！
息を整えたヴィオラは、オズマンサスの腕を掴んで投げ飛ばしたのです。
言いたいことも言えてスッキリした上に王太子を気絶させ、喜ぶヴィオラ。
しかし、その後に現れたオランジェに不思議な匂いを嗅がされ、意識を失うのでした。
感想
ラブラブ度★☆☆☆☆
今回のお話では、サーシスとヴィオラは別行動でした。
おまけにヴィオラにキモ王太子の魔の手が忍び寄り、大ピンチ！
ラブラブよりも緊張感、その後の展開にスッキリ爽快！という流れでしたね。
「オズマンサスと追いかけっこ」「焦るサーシス」「勘違い王太子を背負い投げ！」の3つに絞って見てみましょう。
オズマンサスと追いかけっこ
パーティ会場を出たヴィオラですが、あっという間にオズマンサスに見つかってしまいます。
そもそもこの夜会の目的が、ヴィオラを連れ去るか手に入れるというものだったんでしょう。
一国の王太子がセコい手を使うな〜！と幻滅しますし、何より言動全てがキモくて救いようがありません。
勝手に触るのも嫌だし、ヴィオラが断ってるのにグイグイくる様子なんて最悪ですよ…。
私もモテる方じゃなかったですけど、好きじゃない人に急接近されたことがあるので、すごくゾワッとする気持ちがわかりました。
よく恋愛ドラマとかでもありますけど、あれは相手にちょっとでも興味があるからドキッとするだけ。
オズマンサスみたいに100％拒否したい異性からだと、セクハラって言いたいくらいです（笑）！
ヴィオラみたいに護身術は使えないので、相手の機嫌を損ねない言い回しで逃げるので精一杯でしたね。
お話の中のヴィオラも、イヤイヤオーラを放ちながら丁重に断っています。
その後は我慢の限界を超えたのか、猛ダッシュで逃げているところはハラハラしました。
…後ろからクマみたいな男性が走って追いかけてくるとか、現実だったらホラーですよね！
しかも、オズマンサスはハハハ…とか笑いながら追いかけてくるメルヘンっぷりです。
二人の温度差がすごいのに、ここまで勘違いできる王太子に絶句しちゃいました。
救いだったのは、ヴィオラがお屋敷で特訓したお陰で距離が取れていたこと。
ちょっと嬉しそうなヴィオラですが、あっという間にまたピンチに！
予想通りのドタバタ展開でしたけど、先が気になって一気に読み進めることができました。
焦るサーシス
部下の近衛兵に、ヴィオラがいなくなった事を聞いたサーシス。
ヴィオラを守るための警備がうまく行かず、焦る様子が見られました。
初めは会場から外に出たヴィオラにヤキモキしていたようですが、自分と約束をした時のことを思い出すシーンがあるのですが…。
ヴィオラが約束を簡単に破る人ではない、何か特別な事情があったのだと考え直してるのかもしれませんね。
相手を信頼していることがわかって素敵だなと思う一方で、自分の不甲斐なさを責めていて心配です。
本当だったらサーシスだって、王太子をぶん殴りたい気持ちだろうに…。
いくら地位があるからって、人妻だとわかっていて手を出そうとする男なんて嫌ですよね！
ピンチに陥るヴィオラを華麗に助け出すシーンに期待したいですが、まだ先でしょうかね？
せっかくなので、美人さんの近衛兵も大集合してくれないかな…なんなら、会場の参加者もみんなで王太子を追い返してくれないかな？なんて期待しています。
王太子の後には妹のオランジェが立ち塞がっていますが、こっちは頭脳派で厄介な気もしますね。
今は大変な二人ですが、この難関を乗り越えた先には必ず進展があるはず！
人気も人望もあるヴィオラとサーシスですから、みんなの力を集めることにも長けているでしょうし。
今の所見せ場が少ないサーシスの大活躍に、今後期待しましょう！
勘違い王太子を背負い投げ！
王太子に追い詰められたヴィオラは、クライマックスで背負い投げを決めます。
この勘違い王太子が〜！と言い返しながらなのが、今までの鬱憤を晴らしてる感じで最高ですよ！
ヴィオラの表情も今までで1番キリっとしていて、可愛いより綺麗な感じに見えました。
このシーンを見てると、私も嫌なやつみんな背負い投げしたくなっちゃいます（笑）。
力じゃ敵わない人をコテンパンにするのって、ほんと清々しいんだろうなぁ…と羨ましくなりますね。
自分の身を自分で守れたのも、ヴィオラが頑張って護身術の特訓をしたから。
努力が実って喜ぶだけでなく、特訓に付き合ってくれた屋敷のみんなの顔が思い浮かぶのが仲間想いのヴィオラらしいなと思いました。
サーシスともそうですが、屋敷のみんなとも、離れていても一体感があって大好きなシーンです。
オズマンサスを倒した後に無邪気に喜ぶヴィオラも、とってもキュート！
くるくる変わるヴィオラの魅力がいっぱいで、読み応えがありました。
ラストシーンはちょっと心配ですが、まだ縄抜け特訓の成果は発揮してません。
次のお話は誰かが助けに来てくれるのか、また自分で脱出するのか…？
先を見るのが楽しみだな、と思えるお話でした。
今回の見どころ
今回の見どころは、ヴィオラがオズマンサスを背負い投げするシーンです。
普段は控えめなヴィオラが特訓の成果を発揮し、やっつけているシーンは本当に爽快ですよ！
目つきもキリッとしていて、また新しい魅力が出ていました。
せっかく勘違い王太子を倒したものの、今度は妹のオランジェの策略にかかってしまうヴィオラ。
ハラハラドキドキの展開に、目が離せません！
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誰かこの状況を説明してください！最新話8巻56話のネタバレでした。
