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前話ではセイが作った、魔法付与がされた核の話が騎士団に知れたことで宮廷魔道師団を手伝うことになったセイ。そこでブルーグレーの瞳の男性と親交を深めました。以前作った核はネックレスに加工して手作りのお菓子と一緒にホークへプレゼントし、さらに2人の関係は深まったのでした。『聖女の魔力は万能です』2巻8話ネタバレ感想です。

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聖女の魔力は万能です 2巻8話 ネタバレとあらすじ

召喚されて7ヶ月が経ったある日、セイは第三騎士団に足を運んでいました。顔見知りの騎士たちから次回の討伐にはサラマンダーが出た森へ第二・第三騎士団が行くこと、必要なポーションの数が増えるという話を聞きます。

第一騎士団は「聖女」アイラのレベル上げのために東の森へ向かう第一王子たちの護衛をしているということでした。セイはアイラの近況が聞けたことにほっとします。一方騎士たちはアイラよりセイの方が「聖女」らしいと口々に言うのでした。

セイのレベルは基礎が55、聖属性魔法は∞です。基礎レベルはジュードが20、話を聞いた騎士たちが30台で、セイのレベルの高さが伺えます。そしてアイラは平均から見ても15程だとセイは予想しました。

セイだけが「聖女」だからアイラとレベル差があるかもと考え込み、ポーションを作りすぎて所長に怒られてしまったセイは王宮図書館へ向かいます。

図書館で聖属性魔法について書かれた本を見つけますが難解な内容でした。そこにセイに声をかける人物が現れます。その人はわかりやすく書かれた本を差し出してくれました。そしてジークフリート・スランタニアと名乗ります。国王じきじきに召喚の儀での王子の振舞を謝罪しに来たのでした。

本を読み、聖属性魔法を1ヶ月練習していたセイ。討伐から帰ってきた騎士団の見舞いへ行き、手を失うほどの大けがをした騎士に会います。セイは自身が回復魔法で部位欠損を治す条件を満たしていることを知り、無事に腕を治したのでした。

感想

大量にポーションを作っても魔力切れを起こしていないセイの魔力量は一体どれほどでしょう。所長が、薬草がなくなることを心配するくらい作っているようです。限界値がわからないというのは、とてもお酒に強くていくら飲んでも酔わない人みたいな感じでしょうか。

ついにと言うべきか、国王がセイに、王子の態度を謝罪しました。本人が謝罪に来ていないのがモヤモヤしますが…。

そもそもなぜ召喚の儀が終わったときに王子が現れたのでしょうか。国の一大事に行うことであれば、儀式をするよう指示を出すのは国王でしょう。それなのに国王は姿を見せていません。多忙の国王の代理だったのでしょうか。召喚するのが「聖女」といえど、人となりがわからない人物を国王に会わせるわけにはいかないということだったのでしょうか。

国王はとても誠実な人だと思える態度でセイに謝罪していました。わかりやすい本をセイに手渡していることからも、国王が優秀な人だろうと推察できます。現在、政治的に複雑な状態らしく、召喚の儀のときに国王が来ていればこのような状態にはならなかっただろうにという思いがよぎります。

セイも王子の態度を手放しで許せるわけではないようですが、研究所に入れたので、結果オーライと言えなくもないでしょうか。その研究所でセイが上げている成果といい、本を読み、独学で魔法を習得してしまうなんて、とても優秀です。この世界の人でもこのように魔法が使えるようになるものなのでしょうか。それとも「聖女」だから可能なことなのでしょか。どちらにせよ、セイが回復魔法を使えるおかげで騎士の腕を治すことができました。ここまでの魔法を使える人は少ないようですし、これからセイの仕事が増えそうです。

ポーションを使って回復しているからか、腕をなくした本人は痛みを感じていない様子でした。通常であればなくしたはずの部分が痛むとか、傷口は痛みが長引くとかあるはずですが、それがないようです。騎士は手がないこと以外は普通でいるように見えることに違和感を覚えます。

セイのことを「聖女らしい」と言っていた騎士たちが、セイの回復魔法を目の当たりにしました。この先「聖女」として扱われること間違いなしでしょう。部位欠損を治すのはやはり奇跡です。これからセイの生活がどう変わってしまうのかそれが気になります。セイは楽しく暮らしているようなので、それが変わらないのが一番ですが…。国のために働くことになり自由がなくなったなんてことになったらセイはとんでもない行動を取りそうです(笑)

さて、今回の見どころはセイが騎士の腕を治す場面です。部位欠損が治せるほどになると、「聖女」であること関係なく貴重な人材となります。それが知れたことは、これからセイの日常にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

 

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以上、聖女の魔力は万能です 2巻8話のネタバレでした。

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