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前話で、はれて恋人同士になった小森とスダチ。しかし言葉不足からささいなことですれ違ってしまいます。上京して仕事も友達も彼氏もできたスダチ。でもまたすべて自分のもとから離れていって振出しに戻るのではないかと不安になるのでした。スダチと小森は仲直りできたのでしょうか?最新話、5巻26話最終話 10年シてないスダチさん感想です!

 

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10年シてないスダチさん 最新話 ネタバレ 5巻26話最終話  ネタバレとあらすじ

 大晦日、スダチは鬼島に想いを寄せている涼子が経営するエステサロンへと来ていました。施術を受けながら年越しの予定を聞かれたスダチは、「彼氏の家でカウントダウンする予定です」と笑顔で答えます。
 エステが終わると涼子はパウダールームへ案内しますが、スダチはすっぴんで帰ろうとします。彼氏の家に行くのに?と驚く涼子は、鬼のような顔で「なんのために来たの」と迫ります。それでも渋るスダチでしたが、そのとき偶然予定があった鬼嶋がお店にやってきました。鬼嶋が挨拶をしようとスダチに声をかけると、顔を隠して「メイクしてきます」と慌てだすスダチ。
涼子は「浮気者~」と冷やかしますが、「そういうんじゃない」と必死に否定するスダチ。そんな二人を見守っていた鬼嶋は、早くメイクしてくるように促し「彼氏以外の男に簡単にすっぴん見せたらダメだろう?」とキラキラモードに。ちょろい二人は一瞬でハートを射抜かれ、「そういうことを簡単に言わない!」と怒るのでした。
 エステサロンを後にし、小森の自宅へと来たスダチ。台所に二人で立ち、夕食の準備をしながら他愛のない話をしていました。ふと、小森がスダチの頬に手を寄せ「いつもよりすべすべ。エステって効果があるんですね」と言いながら、優しく撫で続けます。恋人モードのスイッチが入ったスダチは料理の手を止め、小森に優しく抱き寄せられます。
 その時、小森が「あっ」と声を上げ、スダチが小森からプレゼントでもらったピアスや指輪をつけていることに気づきます。サイズも測らずに贈った指輪はスダチの薬指には大きすぎて、中指につけていました。「またリベンジします」と恥ずかしそうに視線を逸らす小森に、「次があるんだ」とスダチはそわそわしてしまうのでした。
 夕食を食べ終え、キスをしながら新年を迎えた二人。思わず「不思議だな」とつぶやくスダチに、小森は不思議そうな顔をします。去年まで名前も知らなかった町でこうして過ごしていることに、人生は予定通りにいかないねとスダチが話します。「でもおかげでこうしていられる」とスダチは笑顔で小森を抱きしめるのでした。
 翌朝、小森の案内で東京の街を散歩するスダチ。「次はスダチさんの地元を案内してください」と言われ、スダチは微笑みます。小森が自分たちの関係に前向きでいることに幸せを感じるというと、小森は予想外の言葉にきゅんとします。そしてスダチに「こんなもんじゃないですよ、これからもっと幸せになりましょうよ」と返すのでした。
新しい一年のはじまりに、スダチと小森のこれからも新しく始まるのでした。

感想

スダチと小森、自然体の二人らしいほのぼのとした最終回でした。幸せいっぱいのスダチがたくさん見れて、1話から応援してきた一読者としては感動でした。
たまたまバーで隣り合わせになっただけの小森に、無茶なお願いして勢いのまま一夜を過ごし、二度と会うこともない二人が翌日新幹線で隣り合わせに。まさに運命の出会いですよね。
最初はお互いの印象も良くないままだったのに、気づいたらとても大切な人になっているって不思議です。スダチのセリフ通り、いい意味でも人生予定通りにはいかないものですね。半ば母親に反抗する形で強引に上京してきたスダチですが、あのまま地元で過ごしていたらきっと変わらない毎日を送っていたはず。
新しい仕事や友達、小森という彼氏もできて、傷つくこともあったけどあの時無理にでも上京して本当に良かったですね。
 久しぶりに登場した鬼嶋先生も相変わらずの天然人タラシを発揮してましたね。小森君にはすっぴんでも平気なのに、鬼嶋先生には見られたくないというスダチの女心。それめっちゃよくわかる(笑)浮気でもなんでもないんだけど、鬼嶋先生にはちょっとでも可愛く、女としての自分だけを見せたいんだよね。
鬼嶋先生はというと、スダチが顔を隠しても対して動じる様子もなく早くメイクしてこいよなんて言うんですよね。強めの口調だし、「女のすっぴんなんてみたくねーよ」とか嫌味が続きそうなのに、髪をかき上げながら「彼氏以外の男に簡単に見せるなよ」なんて言うんですよ?はい、百点。この回答かっこよすぎませんか。私も即落ちました。
しかも本人無意識なのがたちが悪いんですよね。ちょろい涼子とスダチが「そういうところですよ」と怒られてるのにいまいちピンと来てないし!鬼嶋先生、恐ろしい人です。
 それに比べて、スダチと小森くんって合理的だし、自然体だから友達や兄弟っぽい雰囲気なんだけど、今話は小森君のあまあまな雰囲気がたくさん見れたのもうれしかったな~。エステ帰りのスダチの頬をすりすりするシーンはきゅんときちゃいました。「本当に効果あるんですね」なんてエステの効果に驚いてる風を装いつつ、単にスダチの頬に触れていたいだけですよね。小森君、付き合ったら結構カワイイタイプなのかも。
包丁持ってるときに急に触らないでと照れ隠しに怒ったそぶりを見せるスダチですが、小森くんも「ならスダチさんが包丁おけばいいでしょ」って返すんです。このやりとりがなんとも二人らしいですよね。恋人モードでも自然体なかんじが素敵です。
 スダチの指のサイズを測らずに指輪を買っちゃうところも小森君らしいですよね。サイズが大きすぎて中指につけていましたが、薬指につけられないのが悔しいだなんて。次リベンジしますとさらっと爆弾発言しちゃうし、この余裕のない感じが年下男子っぽくて可愛いな~!
ナチュラルにスダチの地元も行ってみたいなんて言ってましたから、小森くんも結婚も視野に入れているのかな。スダチは小森との年の差に引け目を感じていたから、これだけ堂々とアピールされたら安心しちゃいますよね。
小森が結婚も前向きに考えていることに幸せだなと笑顔で伝えるスダチ。その時のきゅんとした小森君の表情もまたかわいいんです!「こんなもんじゃないですよ、もっともっと幸せになりましょう」のセリフもグッときちゃいました。幸せにします、よりも一緒に幸せになろうと言うところも、小森君らしくていいなあ。終始らぶらぶな二人が見れて大満足の最終回でした。

 今回は小森くんの可愛さ・かっこよさが詰まった最終回にふさわしい神回でした。見所は、頬をすりすりする小森くんに、彼氏モードで優しく抱き寄せる小森くん、スダチに幸せと言われてうれしくなっちゃう可愛い小森くんに、サイズも測らず指輪を買っちゃう早とちりな小森君と、いろんな小森君が見られて一つに絞るのは難しいですね。でもしいて言うなら、女子のハートを鷲掴みしていった鬼嶋先生でしょうか。(え、小森くんは?)鬼嶋先生も本当に魅力的なキャラクターでしたよね。もっと鬼嶋先生にきゅんきゅんしたかったな~。
幸せいっぱいなスダチと小森くんが見れて、最後までハッピーになれる素敵な作品でした。終わっちゃったのが寂しいよ~。

 

 

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以上、10年シてないスダチさん 最新話ネタバレ5巻26話 最終話でした。

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