紫藤がミラノへ行く前に、ハロウィンパーティーをすることにした黄理子たち。楽しいひとときを過ごした翌朝、紫藤は黄理子に直筆の手紙を残してミラノへと旅立つのでした。
日日べんとう最新話 12巻64話のネタバレとあらすじ
とうとう紫藤がミラノへ行ってしまいましたが、64話ではどんなことが起こるのでしょうか。
ネタバレを含みますが「日日べんとう」最新話のあらすじを紹介していきたいと思います。
漫画を無料で読む方法!
漫画を無料で読む方法は
下の方にありますのでスクロールしてくださいね!
紫藤が旅立ったENTAKUに、今泉まあやと森山詠一という2人の新人がやってきます。
ひとまず3ヶ月の見習い期間ということで張り切っている2人は、お互いにフェアに闘うことを誓います。
しかし、今泉は地味な仕事が退屈なよう。ファイリングを頼まれるのですが、早く本格的な仕事がしたいとボヤいています。
なお、この少し後に、彼女が自宅で母親と電話をするシーンがあるのですが、そのシーンで今泉は、母親から仕事はどうかと問われ、思っていたのと大違いだったと答えます。そして、「事務所は狭いし、昼ご飯を一緒に食べないといけないし…」とENTAKUの愚痴をこぼします。
今泉の気持ちは分からなくもないですが、彼女はわりと感情がすぐ表に出るタイプなのかな、と思いました。良くいえば素直なのかもしれませんが、職場であからさまにつまらなそうな態度をとるのは、あまり感心できませんね…。
いっぽうの黄理子は、家で食事をしながら、パソコンで紫藤と通話をしています。
東京とミラノは8時間の時差がありますが、黄理子と紫藤はその時差を利用して一緒に食事をすることにしたのです。
黄理子はディナー、紫藤はランチですが、離れていてもこうしてお互いの顔を見ることが出来ます。遠距離は寂しいですが、パソコンがある現代は便利ですね~。
そして、今回もまた紫藤の父親が登場します。彼は黄理子と酉の市に出かけ、そこで黄理子に仕事の依頼をします。内容は、山村にある小さな学校の子どもたちが座る椅子のデザインをやってみないか、というものでした。
その依頼を快諾した黄理子。ご機嫌で熊手を買って帰りますが、良いことばかりが起こるわけではありません…。
なんとこの後、黄理子の曲げわっぱが焦げてしまうのです!
曲げわっぱは、黄理子が方丈爺からもらった大切なものです。そして、「日日べんとう」に欠かせないアイテムでもあります。
なぜ焦げてしまったかというと、今泉が曲げわっぱを電子レンジで温めたから。彼女はお弁当を温めようとしてくれたのですが、曲げわっぱは木でできています。
「本当にごめんなさい」、そう今泉は謝りますが、黄理子は許しません。
「あんたなんかいらない 不合格!」
そう言い捨て黄理子はその場から去って行きます。
ちょっとドラマティックすぎる気がしますが、ここで私がひとつ気になったのは、黄理子が去った後に「ひどい」と泣く今泉を、腕を組んで冷めた目で見ている灰谷の姿です。
今泉は子どものように感情を露わにして泣きますし、仕事の愚痴を言ったりと、確かに感心できる振る舞いばかりをしてきた訳ではありません。
ですが、「あんたなんかいらない」と言った黄理子の態度も良いものではありません。曲げわっぱは大切なものですが、仕事のミスからではなく、とても個人的な理由、私情から不合格を言い渡したのです。「ひどい」と言った今泉の心情は理解できます。
働いていれば、誰だって愚痴を言いたくなることはあると思いますし、仕事は楽しいことばかりではありません。誰もがニコニコしていて、常に楽しくて、みんなが仲良しで働いている職場があったら、それはそれで不気味に感じます。
灰谷の冷めた目が、もし今泉だけに向けられたものだとしたら、ちょっと怖いと思います。黄理子が感情的になったことに対して、彼は何とも思わないのでしょうか…。
そして、ラストは焦げた曲げわっぱ抱きしめ、涙を流す黄理子の姿で終わります。
焦げた曲げわっぱは、いったいどうなっちゃうのでしょうか…?!
感想
今回はなんと言っても、ビジネスに私情を挟んだ黄理子に驚きました。
作者がどういった意図で黄理子に「不合格」と言わせ、灰谷に冷めた目をさせたのか、まだ判断できませんが、その理由を知るためにも次のお話がとても気になります!
丸ごと無料で漫画を読む方法!
以上、日日べんとう 12巻64話のネタバレでした。