出品した作品がイタリア国際サローネの最終選考に残った紫藤。
彼は審査員の1人であるアルベリーニに会うためミラノに旅立ちます。
灰谷は、「もし紫藤がアルベリーニにスカウトされたら事務所は風の前の塵と同じだ」と言うのですが、ENTAKUはいったいどうなるのでしょう。
日日べんとう 10巻55話のネタバレとあらすじ
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日日べんとう10巻55話の舞台はイタリアです。そのせいかいつもより大人っぽい雰囲気になっています。
ネタバレを含みますが、さっそくあらすじを紹介していきたいと思います。
55話で真っ先に登場したのは紫藤ではなく紅子です。
イタリアが舞台なので紫藤も出ては来るのですが、今回は紅子と荒井を中心に話が進みます。
オープニングは、紅子がオープンカフェで隣の席の男性に声をかけられるところから始まります。
男性は一緒にデザート・ワインはどうかと誘いますが、紅子は「連れがいる」とサラリとかわします。
…それにしても紅子さん、退院してさっそく海外に行っているなんてさすがです。
いっぽう、連れである荒井は、サローネの屋内展示ブースに足を運んでいました。
そこで彼は紫藤の作品を見つけます。「Corridoio della Stella」星の回廊と名づけられたあのグラスです。
紫藤の作品を見たあと、荒井は紅子と2人でジェラートを食べます。
ジェラートといえば黄理子と紫藤も、鎌倉へ出かけた時に食べていましたよね!
このときの会話で紅子は「湘南にあったジェラートのお店まだあるのかしら」と言います。もしかしてそのお店とは鎌倉デートで黄理子たちが利用したお店のことでしょうか?
黄理子と紫藤、そして紅子と荒井。それぞれのカップルがジェラートを食べましたが、会話の内容も雰囲気も異なるところが面白いです。
ところで、荒井は初期の頃とくらべて雰囲気が変わりましたよね。イタリアの街並みが背景になっているせいか、いつもより格好良さが増している気がします。また、紅子と一緒にいると自然と身につくのでしょうか、エスコートも様になっています。
「Corridoio della Stella」を見た荒井は、紫藤に電話をかけ、紫藤がイタリアにいることを知ります。
そして、3人は一緒にディナーを食べることになります。
本当は荒井と紅子の2人で食事をするはずだったのですが、紅子が紫藤を誘ったのです。
荒井が予約したお店は、家庭料理を出すマンマミーアのお店でした。
たくさんの星が見えるテラス席で3人は食事をします。
この食事のシーンは、紅子の話す言葉や場の雰囲気が相まって、うっとりする美しさがあります。
黄理子と確執のある紅子ですが、紫藤はそんな紅子のことを「規格外」だと感じます。
それは決してネガティブな感情ではなく、アルベリーニに会ったことも、作品が評価されたことも、紅子と一緒にいると些細なことに思えてくる、と感じていたのです。
恋多き女のイメージがある紅子ですが、自立した女性だと思います。
彼女は決して男性に依存することなく、自分の気持ちにそって行動しています。
さて、食後、別れ際に荒井は黄理子を世界一幸せにしてやってくれ、と紫藤に言います。
それに対し紫藤は「宇宙一」幸せにする予定だと答えます。
そして、彼らと別れた紫藤は空港へ。
「今から帰るね」
黄理子の声が聞きたくなった紫藤は彼女に電話をかけて、そう伝えます。
どうやら灰谷の心配は杞憂に終わりそうなのでした。
感想
紅子の振る舞いやイタリアの街並みなど、まるで映画を観ているかのようにムードたっぷりな回でした。
娘からしたら自分勝手な母親なんでしょうが、紅子の自分の欲求に素直なところには憧れを抱いてしまいます。
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以上、日日べんとう55話のネタバレでした。