断りきれずにお見合いをすることになったコオ先生。お見合い相手の千鶴とは円満破談ということになりましたが、どうやら千鶴は名倉とよい雰囲気に。コオ先生が恋愛をするのはまだ少し先になりそうです。
しっぽ街のコオ先生最新話ネタバレ4巻17話のネタバレとあらすじ
コオ先生の恩師でもある徳丸先生。いつもは元気なのですが、今回は少し元気がなさそうです。
以下ネタバレを含みますが、しっぽ街のコオ先生17話のあらすじを紹介していきます。
坂の上動物病院に久しぶりにやってきた徳丸先生。小さな頃から徳丸先生に怒鳴られてきたコオ先生は、子どもの頃の懐かしい記憶が蘇ってきます。
獣医といっても万能ではありません。ときには助けられないこともあります。このときコオ先生が回想したのは、急性腎不全の猫を助けられずに泣いている幼いころのコオ先生と、助けられないことに弱音をはいた徳丸先生でした。
いつもは笑顔で患畜を助けることが多いコオ先生ですが、獣医として悲しい結果も見てきているんですよね…。辛いこともあるはずですが、それでも獣医として真摯に向き合う姿勢は素敵だと思います。
いっぽうの徳丸先生は、コオ先生が思い出に浸っている間、昔助けることができなかった患畜のカルテを見ています。
それに気がついたコオ先生は徳丸先生に優しい言葉をかけるのですが、なんだか普段と様子の違う徳丸先生。
何があったのか気になりますね…。
その後、徳丸先生は街の祭りに行くために坂の上動物病院を後にするのですが、その途中で、猫を連れた母子と遭遇します。
どうやら動物病院を探しているようで、男の子は「タイガが死んじゃう」と泣いています。
徳丸先生はその母子とタイガという名前の猫を坂の上動物病院へ連れていきます。
コオ先生がタイガを診察すると、重度の急性腎不全だということがわかりました。
急性腎不全、それは冒頭にも出てきましたが、コオ先生が徳丸先生に最初に教えてもらった病名でもありました。
「助けましょう 今度は」
そう言ってコオ先生は引退した徳丸先生に手術の補助を頼みます。
うろたえる徳丸先生ですが、いまはいろんな道具があります!
サージカルルーペという手術用の拡大鏡を使って、徳丸先生は老眼をカバーすることができました。
そして手術は無事に成功。
徳丸先生は手術を終えたあとコオ先生に「宿題を残しとった気がしていた」「答えが出せた!」となぞかけのような言葉を発します。
なんだか意味深な徳丸先生でしたが、その理由は後日徳丸先生の息子さんからかかってきた電話でわかることになります。
実は、徳丸先生は病院で検査をうけるために東京に来ていたのです。
検査の結果、問題がなかったことが判明したので一安心なのですが、徳丸先生がどことなく元気がなかったのは、検査結果に不安があったからだったのです。
自分の身を振り返ったときに、これまで助けられなかった患畜たちのことが頭に残っていたんでしょうね。
徳丸先生は自分が助けられなかった患畜に対し、いまは助けることができなくても、いつか必ず助ける「術」を見つける、ということを自分の宿題としていたのです。
そして、過去に救えなかった急性腎不全という病気と、それを救ったコオ先生の手術を目の当たりにして、医学の進歩に触れ、宿題の答えを見つけることができたのでしょう。
すっかり元気を取り戻した徳丸先生は、街のお祭りに行って気持ちよく酔っ払い、「祭りに出てこないのか?」とコオ先生に電話をしてくるのでした。
感想
これまでペットの飼い主側で「しっぽ街のコオ先生」を読んでいましたが、今回はコオ先生や徳丸先生といった獣医師側の気持ちがわかるお話でした。
コオ先生が徳丸先生の年齢になったときは、いったいどんな手術方法が誕生しているのか、そんなことを考えてしまいました。
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以上、しっぽ街のコオ先生 最新話 4巻17話のネタバレでした。