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もともととても優しい獣医師のコオ先生ですが、前回のお話では節子という主婦の妄想の世界で、普段見ることのできないコオ先生の甘~い姿を見ることができました。

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しっぽ街のコオ先生 最新刊ネタバレ 3巻13話のネタバレとあらすじ

最新刊の3巻では新たにモ吉という保護犬との出会いがありました。モ吉は坂の上動物病院の看板犬になるべくトライアルに臨みます。
以下、ネタバレを含みますが、しっぽ街のコオ先生13話のあらすじをお話していきたいと思います。

坂の上動物病院にやってきた保護犬のモ吉は、アニマルセラピーのため、もとの飼い主がいる施設に行けることになりました。

モ吉は声帯手術で声が出せなくなっています。そして、入院することになった飼い主の居ない部屋に1週間も置き去りにされていた犬です。

飼い主はいったいどのような人物なのでしょう?

コオ先生とモ吉たちが施設の庭で待っていると、施設のスタッフに車椅子を押してもらいながら年配の女性がやってきます。

牧原というその車椅子に乗った女性こそが、モ吉のもともとの飼い主でした。

モ吉はまっさきに牧原さんに気づき、しっぽを振りながら彼女のもとに駆け寄ります。

牧原さんもまた、目に涙を浮かべながらモ吉に触れます。

彼女はモ吉に声帯手術をしてしまったことを本当は辛かったとコオ先生に打ち明けます。

しかし、モ吉は牧原さんに会えてとても喜んでいます。その様子から、モ吉が本当に牧原さんを慕っていることが分かります。

このシーンは、犬という動物が、人間という自分とは違う生き物に対して、愛情を注げる動物だということが見てとれるシーンです。

牧原さんはモ吉にとても深い愛情を注いでいた飼い主でした。

そんなとき、コオ先生は牧原さんのいる施設が再開発で高級ケアハウスになるかもしれないという話を耳にします。

その事業に絡んでいるのは、あのナルミでした。

神楽坂とコオ先生、そしてナルミ。切っても切れない関係ですね…。

そんなある日、ホリくんは交際している香子ちゃんもところへ遊びに行き、ナルミの会長が倒れる場面に遭遇してしまいます。

相手はナルミの人間ですが、ホリくんは命を助けるために心臓マッサージを行い、なんとか命を助けることができました。

そのことを知った滝くんは、コオ先生に会長のお見舞いに行かなくてよいのかと問います。
ナルミの会長は、コオ先生の父親でもあるからです。

そして、坂の上動物病院にはアレクという老犬が運ばれます。

アレクは心臓が悪く、投薬治療をずっと受けていたのですが、厳しい状態でした。コオ先生は、入院をするよりも、アレクの大好きな家で最後まで家族と一緒過ごすことを飼い主に勧めます。

私も犬を飼ったことがあるのですが、お別れはとてもとても辛いことです。
アレクの飼い主が病院で涙を流すのを見て、私もつられて悲しくなってしまいました。

だからこそ、獣医師としての技術だけではなく、コオ先生のように優しく命に向き合ってくれる人がいるということは、飼い主にとってとても救われることだと思いました。

なぜなら、ペットを飼っている人なら、誰もが同じ経験をする可能性があるからです。

こういった物語を読者に見せてくれるところも、しっぽ街のコオ先生の素晴らしいところですね。

その後、コオ先生はお見舞いに行き、幼少期の父親との思い出を回想します。

この回想シーンを読むと、ナルミの会長のイメージが少し変わるかも知れませんので、2人のやりとりは、ぜひ本編でご覧になってみてください。

感想

ついにコオ先生が父親であるナルミの会長に会いに行きました。意識がはっきりしない状態での再会ではありましたが、きっと気持ちは通じたのだと思います。

すれ違いもあったのかもしれませんが、会長なりにコオ先生のことを想っていたことも伝わってきたお話でした。

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しっぽ街のコオ先生 最新刊 3巻13話のネタバレでした。

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