前話は、コナリ先生作「珈琲いかがでしょう」とのコラボ作品のお話でした。珈琲の香りに誘われて、一台のキッチンカーにたどり着いたゴン。そこは「たこ」のイラストが目印の「たこ珈琲」でした。
店主の青山はゴンは、ひょんなことから入れ替わってしまいます!ゴンと青山、顔はそっくりでも性格は真反対の二人ですが、無事に元に戻ることはできたのでしょうか?!今話は久しぶり、慎二の登場です!
最新話 9巻51話その2 凪のお暇ネタバレ感想です!
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凪のお暇 最新話ネタバレ 9巻51話その2 ネタバレとあらすじ
部長に呼び出された慎二。毎年大活躍していたイベントショーで、今回は表舞台には立つなと言い渡されます。理由は、慎二と円のよからぬ噂が外部にまで漏れてしまったことにありました。渦中の二人が並ぶとプレゼンに集中できず、円のルックスから彼女の方をステージに上げると言われるのでした。
社内でも二人の噂で持ちきりになり、ショックを隠しきれない慎二。人目を避けた喫茶店で慎二は円に別れを切り出します。「もちろんです」と涙を流し受け入れる円。「こんな形で仕事を奪ってごめんなさい」と謝り続けました。
円と別れたことに対して、友人たちは口をそろえて「もったいない」と言います。いっそ結婚すれば解決したのではと茶化す友人に、「それはない」と断言する慎二。円が壊滅的に家事ができないこと、慎二の複雑な家庭環境から「幸せな結婚」を思い描けないためでした。
会社の金を横領して、若い女に貢ぐ父。それにブチ切れ整形依存となった母。自傷行為を繰り返し、家族団らんアニメをみて「うちとちげー」とさめざめ涙を流す兄・・・そんな中で育った慎二には「暖かく仲の良い家族」はフィクション」だと信じて疑わないのです。
夜、イベントの引継ぎのため円の自宅を訪れる慎二。慎二から資料を受け取ると円は「最後に思い出を・・・」とうつむきながら懇願します。別れ際まで可愛すぎると衝撃を受ける慎二。どっかの誰かと大違い、全然いいこだと心の中で呟くも、でもなにかが違うと違和感を覚えるのでした。
一方その頃、円と比べられていた凪は、同じく違和感を抱えていました。週末、余った食材でカレーを作ろうと決めていたのに、何かがひっかかるとモヤモヤしながら野菜を刻みます。
翌朝、裸のまま寝ていた慎二は見ず知らずの男女に顔を覗き込まれていて目を覚まします。「誰すかあんたら」と飛び起きると、円が買い物から戻り「お父さんお母さんなんでいるの!?」と驚きます。
思わぬ事態についていけないまま両親と挨拶をし、楽しげに繰り出される会話に飲まれてしまう慎二。それもそのはず。優しそうで働きもののお父たま、天然で美人の専業主婦のお母たま、愛情いっぱいにに受けて育ったまっすぐな娘・・・目の前の家族は慎二にとって存在するはずのない「家族団らん」だったのです。
そんな中、母が「入社してすぐのイベントで一目ぼれした人と東京で再会できるなんて、運命よね!」と笑います。
その言葉に「え?」と驚く慎二。両親は一目ぼれのことを話してなかったのかと円に聞くと、「そんなん気持ち悪くて言われへんよぉ」と泣き出したのです。
嵐のように去っていた両親を駅まで見送り、円と二人で歩く慎二。「一目ぼれのことは忘れてください」と健気な円に慎二は急にいとしさがこみあげ(ついでに関西弁にも)、一気にブチあがってまいます。「俺らの関係フィックスでおなしゃす」と言うのでした。
凪はというと、違和感の正体をつきとめました。味噌の死角に隠れていた、ぎりぎりの豆もやし・・・私は君を捨て置いたりしない!と捨てることなくメニューを変更してまで調理した凪。「ひとつになろう!」と美味しく頂くのでした。
感想
いや~今回のお話は、円の圧倒的な魅力をまざまざとみせつけられましたね。天然のなす業だと描かれているんですが、私はあえて全て計算だと思っているんです。
円といえば絶対的な容姿だけでなく、「はわわ」とうろたえながらも一生懸命に仕事を全うする姿勢、別れを告げられてもめんどくさいことは言わず、なんだったら最後におかわりまでさせてくれるところ、ど天然な性格とギャップの効いた大阪弁。
極めつけは、イベントに立つ慎二に一目ぼれし入社以来ずっと一途に思い続けているという健気さ。別れを切り出した慎二も一気にブチあがって関係を修復してしまうほどです。
男性(だけでなく女性も!)を翻弄するポイントがそろいすぎていませんか?!慎二の仕事もナチュラルにかっさらってるし。これで天然だったら天は二物以上与えすぎじゃないですか。
彼女の両親もそれはもういい人なんです。一般的に考えて一人暮らしの娘の部屋で、裸で寝ている男性に対し穏やかに対応できないですよね。円から慎二の話はかねがね聞いていたといい、円をよろしくと猛プッシュ。父親も昔は№1営業で慎二の話を聞くと血が騒いだとか。
そんな仕事熱心な一面に一目ぼれしたという美人で天然の母親。慎二が「ヒアルロン酸注射の跡が皆無でこの美肌」と称するところに笑っちゃいました。父親から家族の一員だな、なんていわれて、家族団らんはフィクションなんだと思い込んで生きてきた慎二はどんな気持ちだったんでしょうか。
慎二も仕事に支障が出るとさくっと円と別れたくせに、健気にずっと自分を思ってくれていたと知ると手のひら返ししちゃうなんて単純ですよね(笑)今までは円自身が好きだったというわけではなく、自分好みの容姿で思うようにさせてくれる彼女は都合が良かったという感じ。別れ際も「自分語りが多くてしんどかったけど、全然いいこだよ」と客観的に見てるんですよね。そして慎二自身は気付いていないのかもしれないのですが、いつも凪と比べてるんです。それが慎二が抱えている違和感の原因なんじゃないでしょうか。
思い返せば、凪と別れた時の慎二とは大違いですよね。慎二から別れを切り出したのではなく、逃げるように自分の前からいなくなってしまった凪。後を追いかけて、モラハラ気味に自分の元に戻ってくるよう説得しますが、心を入れ替えた凪の前では無駄に終わり、号泣しながら一人帰っていったんですよね。凪に対しての執着が円には感じられないんです。
だからこそ別れてよかったなあ~と慎二×凪推しの私としては思っていたんですが、結局は円を選んだ慎二。持ち上げておいて突き落とされた気分です(笑)
北国の凪はというと、カレーの材料で「何かが違う」と慎二と同じようにモヤモヤを抱えていましたね(笑)最終的に違和感の正体は豆もやしと分かったのですが、これって何かをメッセージが込められていますよね?
「何かが違う」と感じながらも、円を選んだ慎二。違和感と真正面から向きあい突き止めた凪。地味で手ごろな価格、でも栄養満点の豆もやしは凪自身のことを意味しているのかな~なんて勘ぐっちゃいました。
今回の見所は、円が「入社してからずっと慎二を思い続けていた」ということが判明したシーンですね。そんな前から慎二のことが好きだったの!?しかも今回別れる原因にもなったイベントショーで慎二に一目ぼれしたというのも驚きですよね。
でもこの一連の流れが、全て円の計画だったとしたら?慎二と別れたくなくて、わざわざ両親が来る前の日に慎二を泊まらせて既成事実を作り、一目ぼれのことをうっかり話してしまうであろう母親の性格を利用していたら・・・なんてブラックなことを考えてしまうのでした。
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※4月号では51話でしたが話数修正が入り、今回の9月号でも51話で記載されていましたので、そのまま記載しております。
以上、凪のお暇 最新話ネタバレ 9巻51話その2でした。