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 前話では、マサルがサッカー部からハブられた本当の理由が明かされました。小学生のころ、いつもひとりぼっちで過ごしていたマサルに声をかけてくれた同級生の連。サッカーに誘ってくれた連とは、いつしか親友のように楽しく過ごしていました。ですが、実は連の父は学生の頃にマサルの父からいじめを受けていたと知り…?すさんでしまったマサルを見かねたパン屋のフセ君が凪に助けを求めます!11巻番65話最新話 漫画 凪のお暇ネタバレ感想です!

 

 

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漫画 凪のお暇 最新話ネタバレ 11巻65話ネタバレとあらすじ

 同級生・フセ君からマサルの件で助けを求められた凪。「学校にも家にも居たくない」というマサルを、タロさんの一声でバブルのメンバーたちと合流することになります。

 フセ君の運転で別荘へとやってきたマサルと愛恋は、バブルメンバーたちにあたたかく迎え入れられます。しかしどれだけ声をかけようと、マサルは「はあ…、別に」と無表情でトゲのある言い方しか返しません。

 大好きなウニをふるまわれても、真っ黒の目をしてうつむくマサル。そんな姿にフセ君も「俺一人じゃ受け止めきれなかった、すまん」と凪に耳打ちします。

 フセ君や愛恋がそれぞれ凪との関係をバブルメンバーに紹介する中、マサルはトゲトゲとした物言いでブスッと座っています。

 そんな自分にハッと我に返ったマサルは、黒い目からいつもの表情へと戻りました。そしてフセ君に、いますぐ車で地元に戻してと懇願します。人との会話のパスが繋げない、完全にスランプだと自己嫌悪に陥るマサル。「地元に連れて行くのが無理なら、ここではないどこかに俺を隔離して」と騒ぎ出す始末。

 その言葉にタロさんが、「僕なら君を隔離できるよ」とつぶやきます。そう、タロさんの別荘には自動ロウリュまでついた定員二名の個室サウナブースが完備してあるのです。

「ひとまずここに籠るのはどう?」と提案するタロさんに、心配げな凪も付き添うと言いだします。

若い男女が個室に二人きりというシチュエーションで、あらぬ誤解を招かないよう、重厚なサウナスーツに身を包む凪。「何かやなことあった?」と切り出しますが、マサルは「別に」としかいいません。

凪はとりとめもない日常のワンシーンから、かつての同級生たちと楽しく過ごせて過去ごと咲けたという話をし、「だからやなことがあっても大丈夫」と明るく励まします。

しかし、マサルにとっては逆効果になってしまいました。

「今は辛くても我慢しろ、さらに良く知らない凪の友達と打ち解けろなんて相当雑で酷だ」と言います。とどめを刺すように「凪ねねはいつも勝手に語りだして、一人で気持ちよくなってる感じきもい」と突き放すのです。

 悩めるマサルによかれと思って話していたことを、内心そんな風に思われていた羞恥心で顔が真っ赤になる凪。トゲトゲ言葉を真っ向面から受けてしまった凪は、「サウナスーツ着こみすぎかな?!のぼせちゃって先に出るね」とそそくさとサウナブースを後にします。

 ひとり残されたマサルは「ごめん」とつぶやきながらも、本当の自分は父親と同じ姑息で陰湿なんだと落ち込みます。するとサウナブースに意外な人物が入ってきて…?すさんだマサルの心を救えるのでしょうか!?

感想

 あんなに素直でさっぱりとした明るいマー君が、ドロドロとした暗い感情に飲み込まれていて辛かったです。父親が同級生をいじめてたってだけでもショックだし、自分のせいじゃないという理不尽な感情しか残りませんよね。たしかにこの状態ではフセ君や愛恋ではどうにもできません。

そんなマサルを、タロさんやバブルのメンバーは二つ返事で快く迎え入れてくれるなんて優しすぎますよね。出会いの場がスナックっていうのも関係していると思いますが、すべては凪の友達ならいい人だよね、という信頼感ですよね。凪ほんとに素敵な友人関係を築けていますよね。

 そんな凪が連れてきた思春期ボーイのマサルが失礼な態度をとっても、あたたかく見守る大人たちがすてきでした。「ここではないどこかに行きたい」というマサルに、スッとサウナブースを案内してくれるタロさん最高すぎませんか。

 そして心配だからと一緒に入ろうとする凪に、バブルのメンバー以上に私も「え!?!?」となりましたが、凪の方が上手でしたね。さすがに凪のわがままボディはいくら純真なマサルとはいえ、思春期には刺激が強すぎますしね。そりゃサウナスーツきるか。

 ちなみに、凪の運転で車酔いでダウンしてた慎二も、凪がマサルと一緒にサウナに入ると聞こえたようで一瞬怪訝な顔をしていましたが、着衣があると知り、ふたたび眠りにつくところがおもしろかったです。

 学生のころ周りとうまくなじめなかった凪は、マサルの気持ちに寄り添いながら励まそうとしますが、「自分語りがきもい」と一蹴されてしまいます。

凪の生活感のある素朴なたとえ話から核心につく、その意外性や共感性が好きだったので、マサルの言葉に私もショックを受けてしまいました(笑)

でもまあ確かに…ちょっと親戚のおじさんみたいにうざがられちゃうのかな。

辛らつな言葉に満身創痍の凪でしたが、そんな彼女にかわってサウナに入ってきたのはなんと慎二!

いつかのビデオ会話で、凪の部屋で裸の状態で映り込んだマサルがどんな子なのか内心気になってしかたがなかったんでしょうね。そしてかすかに、自分と同じような気持ちでふさぎ込んでしまっている傷ついた若者をほおっておけなかったのかもしれません。慎二って意外と優しいもんね。

 マサルは「誰?」と困惑しながらも、自分よりもはるかにひねくれた(笑)考えをする慎二にあっけにとられてしまいます。「最近あいつ格言めいたことドヤってきて鼻につくよな」とうすら笑う慎二に、「俺はそこまで思ってない…」とやや引き気味のマサルが急にかわいく見えてきました。

さすが慎二。家や学校、社会で人間関係の酸いも甘いも知り尽くしただけある。頭の中ではひどいことを考えていると話すマサルに、「俺は頭の中無法地帯推奨はだし」と明るく笑い飛ばす慎二。

腫れ物に触れるように「何があった?」と聞き出すわけでも、「話きくよ?」と無理に寄り添うわけでもない。自分の経験談を勝手に話しだすわけでもなく、ただただ否定も肯定もなく受け止めてくれる慎二がめちゃくちゃかっこよく見えました。いいなーこういう余裕ある大人がいてくれると気持ちがかるくなりますよね。

 自分の悩みがちっぽけにおもえるほど、ヘビーな状態(円によって友人も職場もめちゃくちゃになった)の慎二に、すこしずつマサルが心を開いていく様子はまさに10代ってかんじで甘酸っぱい気持ちになりました。

マサルを救えるのは凪だけだ!なんて前月号の感想でいってましたが、実際は凪の元カレの慎二だったなんて!

今回の見どころは、ラブ要素ゼロにみせかけてどんでん返しをしてきた慎二と凪ですね!

慎二は凪のことを格言めいたことを言って鼻につく、とバカにしていましたが、サウナでのマサルとの会話の中でどっかの誰かの助言について話すのですが、「そいつ最近、いい風に変わったから」というんです。そう、これは凪の話。

お暇にでた凪に「お前は一生変われない」と呪いの言葉を吐いた慎二がこういったんです。そんな慎二の言葉を立ち聞きしてしまった凪は、「変わったのはそっちもでしょ」と頬を赤らめるんですね!え、慎二と凪の復縁フラグ立ちました?お赤飯炊きましょうか?!凪が慎二に対して意識しだすのか!?早く続きが読みたいです!

 

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以上、漫画 凪のお暇 最新話ネタバレ 11巻65話でした。

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