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前回のお話で、主上に梨花妃の病を治すよう勅命を受けた猫猫。

前途多難な道のりですが、上手く解決出来るのでしょうか…?

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~1巻5話のネタバレ感想です。

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~1巻5話のネタバレとあらすじ

侍女たちの様子を観察していた猫猫は、病に対する知識が誰一人としてないことに気付きます。

このままでは…梨花妃も私の命も危ない!と焦る猫猫は、触診させてもらえるように頼みました。

その提案を否定され、困っているところに颯爽と現れた壬氏。

お得意の口先とスマイルで懐柔し、猫猫に梨花妃を診察出来るようにしてくれたのです。

梨花妃の部屋はむせ返るようなお香の香りが充満し、その顔色は白く粉っぽく見えました。

これは…禁止したはずの白粉!!と気づいた猫猫。

梨花妃に化粧を施していた侍女を呼び、いきなり手加減なしの平手打ちを浴びせ…。

毒だから禁止になったのに…梨花妃を殺す気なのか?!と怒りを露わにしたのです。

その勢いに侍女達は呆然とし、猫猫は梨花妃の面倒は私が見ると宣言しました。

それを見た壬氏が、女って恐ろしいな…と呟き、やっと猫猫は我に返ったのです。

やりすぎたかな…と反省しつつ、梨花妃に重湯を飲ませる猫猫。

彼女は何故死なせてくれないの…?と涙を流しましたが、猫猫はこう答えたのです。

重湯を飲んで脈も打っているという事は、生きたがっている証拠です。

そんな人を支えるのが、薬屋の役目ですから…。

それから本格的に治療を始め、日に日に良くなっていく梨花妃。

毒を抜くために作らせた蒸気風呂に梨花妃を入れて、もう大丈夫そうですね!と猫猫は言いました。

命を助けてくれた事に対して、素直にお礼を述べる梨花妃。

私にはもう子供は成せないのかしら…と不安がる梨花妃に、その立派な胸があれば大丈夫ですよ!と猫猫はアドバイスをします。

ついでに妓女から習ったテクを伝授し、梨花妃の元から玉葉妃の元へ戻ったのでした…。

感想

病で動けない梨花妃を救うため、必死になる猫猫の姿が心に残るお話でしたね。

梨花妃の侍女たちが、良かれと思ってしていたこと…それが主への最大のダメージになっていたのです。

このエピソードを見て、何事も自分を過信するのは愚かだな…と感じました。

侍女たちはずっと自分達が正しいと思ってお世話を続けていましたが、薬屋の猫猫からすると最低な環境になっていたようです。

病人に油っぽいものを食べさせようとしたり、換気もせずにお香を焚きしめたり…。

その極めつけが、毒入り白粉を塗り続けるという行為でした。

なぜ白粉が禁止されたのか、病人にとって何が良くて何が悪いのか…何にも考えていないんですよね。

ただ一生懸命お世話すれば、良くなるはず…といった自己満足まで感じます。

そんな彼女達に憤り、怒りをぶつけた猫猫。

この漫画の1話で、猫猫が必死で毒だって教えて…その後壬氏に頼んで白粉を始末してもらったにもかかわらずに起きていた事件。

侍女に平手打ちを浴びせるという本気の怒りの中に、梨花妃を助けたい…!と言う使命感を感じました。

この思いは猫猫だけでなく、医療や命に関わる仕事に就く人全てが持つ気持ちですよね。

目の前で救えない命を沢山見てきたからこそ、助かる命は全て助けたい!という切実な思いではないでしょうか。

その思いの大きさは、猫猫の豹変ぶりで窺い知ることができます。

表面上は温和な方かな…と思っていた猫猫が、ものすごい荒い言葉で侍女を罵り始めるんです。

その勢いと気迫に、思わず息を飲んでしまうくらいでした…。

でも、猫猫が暴れたお陰で梨花妃は元気になれたんだし…結果オーライってやつですね!

とりあえず、猫猫を怒らせるとヤバいっていうのはよくわかりました…。

その場にいた壬氏も、痛感したんじゃないでしょうか。

うまく使えるヤツだなんて、言えなくなっちゃうかもしれませんね。

そんなピリピリした雰囲気が続くのかと思いきや、回復した梨花妃に妓女のテクを教えちゃう猫猫。

こういう所がまた面白いんですよね!

ちょいちょい妓楼ネタを挟んできて、ちょっとムフフな雰囲気になってしまいます。

ですが、これがお話の中でオン・オフのバランスをとっているような気がします。

猫猫本人にはそんな気配は微塵もないのが切ないですが…。

とにかくこれで、猫猫の首も繋がったし…一安心ですね!

今回の見どころは、白粉を塗り続けていた侍女に平手打ちをした猫猫のシーンです。

目の前の命を救うためろ我を忘れるほどの怒りに駆られた姿に、薬屋としての使命感を感じました。

 

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~1巻5話のネタバレでした。

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