前話では、ゴン・慎二・桃園の三人がゴンの部屋に集まっていました。凪のテレビ電話に映り込んだ半裸の16歳男子(マサル)に気が気でないゴン。自分が16歳だったころと重ね合わせて、凪への心配がとまりません。そんな中、慎二が凪のどこを好きになったのか?理想の女性像は?と話が膨らんでいき・・・?接点のなかった三人が絶妙なトークを繰り広げる男子会のお話でした。今回は夕とみすずの熾烈な女の争いです! 11巻番58話 漫画 凪のお暇ネタバレ感想です!
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漫画 凪のお暇 最新話ネタバレ 11巻58話ネタバレとあらすじ
おでんを作りすぎたからと、隣室のみすずの部屋に誘われた夕。娘のうららは、映画好きの吉永さんの部屋で上映会のため、今夜は二人きりの婦人会です。
絶品のおでんは、みすずの父の好みに寄せて作られた母直伝のもの。そんなエピソードを聞いて、「仲良し親子なのね」と返す夕。さりげなく部屋に飾られた作業着や表彰状をチェックし、旦那の給料も良さげねと値踏みします。
おずおずとみすずがお暇について尋ねると、夕は「そら来た」と心の中で毒づきます。出掛けるたびに向けられるみすずの視線に気づいていた夕は、「婦人会という名の点検ね」と臨戦態勢をとります。
あちこち出かけてはいるものの、どこか満たされないと答える夕。凪に申し訳ないといいつつも、同情を誘うように自身の身の上話をはじめ、みすずに何も言わせぬよう先手を打ちます。
あちこちに飾られた幸せな家族写真をしり目に、「あんたみたいに満たされた女に何も言わせない」と意気込む夕。夕の言葉の意図を汲み取ったのか、詮索めいたことをと慌てて謝るみすず。その態度に夕は満足げです。
ふと、おでんにすいとんが入っていることに気付いた夕。みすず曰く、凪から教わったもので「すいとん愛がすごいですよね」と微笑みます。しかし夕は、貧乏時代で食べすぎて嫌いになったと言い、凪にもそう伝えると「私も嫌い」といっていたのに、隠れて作っていたのねと顔をこわばらせます。「姑息な子」と吐き捨てるように呟く夕。
続けて、おでんらしからぬ具材が詰まったみすずの料理に、頭が固くて自分の決めたもの以外断固拒否の実母が見たら卒倒するわ」と笑います。
そんな夕の言葉にひるむことなく、すかさず「うちの母もそうでした」と淡々と返すみすず。
だから絶縁したと笑い、凪から夕の話を聞くたびに凪はなんて慈悲深いのだろうと思っていたというのです。
まさかの展開に目が点になる夕。みすずは「忘れてた」といいながら、一見家具のように見えた仏壇からからしを取り出します。みすずの旦那さんはうららが小さいときにすでに亡くなっていたのでした。仲の良い親子、優しく給料の良い旦那…夕が見ていたものはすべて勝手な推測だったのです。
みすずは母についてこういいます。「そばから見れば良妻賢母のゴリラ」。理不尽なしめつつけも「あなたのためを思って」と母親の特権をフルに行使する。人間である娘はたちうちできるはずもない。母の愛と銘打った娘への仕打ちは、自分の旦那にぶつかれなかったはらいせだった、とつづけます。
そして夕が満たされないのは、みすずの母と同じように欲望の核に目を背けているからではないのかと問います。たたみかけるみすずの反撃に、思わず部屋に戻っていく夕。夕が目を背けている「欲望の核」とは一体なんなのでしょうか・・・!?
感想
最高にスカッとする神回でしたね!夕の方が一枚上手かと思いきや、まったくひるむことなく正論を突きつけていくみすずさん。かっこよすぎる!
建設現場でスキルを磨きながら一人で育児に家事に奮闘するみすずさん。男前キャラでしたが、今回でさらに磨きがかかりましたね。凪のお暇で一番の男前だと思う。
みすずさんがゴンと出かける夕を見つめていたのは、「ただならぬ関係なのでは?!」とゲスい視線なのではなく、「自分自身と向き合わなくてどうするの?!」という心配の視線だったんですね。
実は同じく毒親に育てられたという悲しい過去を持つみすずさんが、凪が必死で母親と向き合う姿を「慈悲深い」とみていたんですね。言い方はきれいな言葉ならべてますけど、つまるところ「あんたみたいな母親切り捨てないなんて、凪ちゃんってホント優しい子」ってことですからね。本人目の前にしていうのも結構な攻撃力ですよね(笑)
でも凪本人に言わないで、母親の夕に伝えるのがみすずさんの素敵なところ。娘の立場で頑張っている凪にそんな言葉かけたら、心折れてしまうかもしれませんもんね。
凪に対しては頑張ってと優しく応援して、いざ張本人の夕を前にしたらストレートにかみつくみすずさん最高!
みすずさんも、夕が部屋の中を値踏みして勝手に「幸せで満ち足りた女」と勘違いしていることもお見通しなんでしょうね。給料も良いのだろうと推測する夕。いや、ちょっと冷静に考えたら高給取りがあんなおんぼろアパート(失礼)に住むわけないじゃん。
調子に乗って勝ち誇ったように講釈を垂れる夕を前に、みすずがどんどんと事実を突きつけていく様は、ドラマ半〇直樹を見ているような爽快感がありました。
みすずさんの母親の話が、まるで夕のことかと思うくらいぴったり一緒なんですよね。「良妻賢母のゴリラ」ってワードセンス素晴らしすぎませんか。娘には「あなたのためを思って」と支離滅裂なことをふっかけてくる。自分の旦那に相手にされていないから、腹いせに何も言えない娘に母親の特権をフルに行使して搾取し続けているんだと。
夕も全く同じですよね。子供ができたとわかったとたん逃げ出した男への想いを、ずっと何も言えない娘の凪に欲望のまま当たり散らす。そして、夕の母(凪の祖母)も同じ…夕も搾取され続けてきて、凪に対しても同じ行為をしていたのです。
母親になれば、だれでもゴリラになりうるというみすずの言葉に、ふと自分もそうなっていないかと心がぞわっとしてしまいました。
絵本のような可愛いタッチで描かれながらも、母親という名の生き物が娘に覆いかぶさり尊厳や大切なものを食べる描写はあまりにもおぞましく、そのギャップから余計に心に残るシーンでした。
満たされないのは欲望の核に向き合っていないからだと指摘するみすずさん。その言葉に、ウィッシュリストに書いていた「恋をする」も本心ではなかったのかと気づきました。
たぶんゴンに惹かれて恋をしても、結局は核と向き合っていないからお遊びの延長にすぎないですよね。当のゴンは、凪ちゃんのお義母さんだから期待に応えないと!?と元ひとたらしのゴンはテンパってました(笑)そこは凪一筋で大丈夫だよ!
今回は、女同士の熾烈な争いや、次々にカウンターパンチを繰り出すみすずさんの雄姿も捨てがたいのですが、やはりラストシーンが一番の見どころですね。夕の欲望の核は、「武くん(凪の父)に会う」だけだったのです。
夕がすいとんを嫌いなのは、貧乏生活で食べすぎたからといっていました。しかしそのすいとんを作っていたのは、武だったのです。すいとんを見れば、嫌でも武を思い出してしまうからだったんですね。
自分でも気が付いていながら、向き合ってしまえばお暇生活が終わってしまうことに目をそらしていた夕。しかし夕は武に会うことを決め「終わらせなきゃ」と誓うのでした。北国も東京もどちらも気になる展開です!
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以上、漫画 凪のお暇 最新話ネタバレ 11巻58話でした