前回のお話で、猫猫は複数の事件が一つの目的の為に起きていた事を突き止めます。
その目的とは、中祀で事故を起こす事。
猫猫は惨事を止めるため、走り出すのでした…。
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~6巻23話のネタバレ感想です。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~6巻23話のネタバレとあらすじ
私の予想が正しければ、中祀で事件が起きる!と駆け出す猫猫。
入口は衛兵に守られ、中に入ることが出来ません。
騒ぎが起きれば、祭祀が止められるかもと考え…。
いちかバチか!と、衛兵を事件の関係者ではないかと言い出したのです。
怒った衛兵に顔を殴られても、必死に通してくれと訴える猫猫。
その後ろから羅漢が現れ、通してあげるようにと指示を出しました。
嫌なやつに借りを作ってしまったと悩むものの、猫猫は急いで駆け出します。
人混みをかき分け、天井から祭具が落ちる寸前に事故に巻き込まれそうだった人を救い出したのです。
落ちてきた祭具で足に怪我を負い、顔も殴られ満身創痍の猫猫…。
猫猫に助けられた人物・壬氏の前で、猫猫は気を失ってしまうのでした。
壬氏は猫猫を抱き、自分の部屋に連れていって傷の処置をさせます。
目覚めた猫猫はみんなの前で、今回の事件は「偶然を装った事故」が重なったものだと説明しました。
浩然の死と、その後任者の昏睡事件…。
それにより祭具の金具が盗まれた事に気づかず、新たな金具を作るように依頼された彫金細工師。
彼もまた証拠隠滅のため、殺されたのではないかと推察する猫猫。
ここまで言えば、後は壬氏たちが調査するだろう…と話を終えました。
いずれ翠苓に辿り着くはず…と思っていた猫猫ですが、予想外の展開が待っていました。
なんと、翠苓は死んでいたというのです…!
感想
今回は、今までの推理が合っていたか…その答え合わせを楽しむ回でしたね。
猫猫が解決してきた、複数の事件と今回の祭具落下事件の全容を解明しています。
そして…事件を止めるために怪我をしてしまった猫猫!
この2つが、とても印象深かったです。
1つ目の謎解きですが…私はこの漫画を読むようになって、お話と一緒に推理して答え合わせをする瞬間が大好きになりました。
ここまでは合ってた!とか、解らなかった部分の解析を読んでいると…あっという間に読み終わってしまうんです。
知らない内に、お話に惹き込まれているんだなぁ…と実感しています。
さて、今回中祀て起こった事件ですが…彫金細工師に金具を依頼する所までは私も予想出来ていました。
ですが、先代の彫金細工師が消されたのかも…という所までは頭が回りませんでしたね。
犯行を企てた犯人は、証拠隠滅までも綿密に計画出来る人物だということを思い知りました。
うーん…私の推理も、まだまだですね!
猫猫はここまで見抜いた上で、中祀をしている場所に行きますが…。
ここで、天敵・羅漢と出会ってしまったんです!
以前壬氏から話を聞いたときの猫猫は、心の底から嫌そうな顔をしていましたが…。
今回は緊急事態だからか、羅漢の許しを得て中に入ることに成功します。
この時、猫猫は衛兵に顔面を殴られてしまうんですよ…。
事件解決の為でもあるんですが、彼女を突き動かしていた原動力…それは「五黄」!
壬氏から事件解決の報酬としてもらうと約束した薬のために、頑張ったんです。
こんな場面でまで薬優先なんかい!と、思わずツッコまずにはいられません。
中祀の最中に危険な目に遭いそうになっていたのは壬氏でしたから、結果的には薬と主両方を守った形になりましたね。
この時猫猫は、落ちてきた祭具で怪我をしてしまい…壬氏が猫猫を抱えて行きます。
このシーンの壬氏が必死な表情をしていて、見ている私もハラハラしてしまいました…。
毒になら耐性がある猫猫ですが、身体の耐久力は普通の女の子ですもんね。
15針も縫う大怪我で、痛々しいったらありません。
猫猫は薄れゆく意識の中で、いつものキラキラした壬氏じゃないと調子が狂うんだと言っています。
この発言から、猫猫は普段見ない壬氏の表情を見ると心を揺さぶられているのかな…と思いました。
なんとも思っていない人だったら、自分の心が乱される事も少ないですよね?
ちょっとずつ、壬氏が側にいて当たり前みたいな感覚になっているのでしょうか。
そして、事件解決かと思いきや…今度は事情を知っていると思われる翠苓の死!
次から次へとやってくる謎に、ドキドキが止まりませんね。
今回の見どころは、猫猫が身を呈して壬氏を助けたシーンです。
足に大怪我をした猫猫を心配そうに抱えて走る壬氏の姿に必死さを感じ、大切な人なんだな…と実感できました。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~6巻23話のネタバレでした。