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前回のお話で、壬氏から「月の精」を見せたいと依頼された猫猫。

壬氏を踊り手に大抜擢した後、舞台の演出を練り…?!

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~10巻38話のネタバレ感想です。

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~10巻38話のネタバレとあらすじ

美しい二人の特使を迎え、舞人たちが舞を披露しますが…。

馬車に乗っていた特使の一人が外に出て、皇帝の前で挨拶をしました。

その様子を見た猫猫は、彼女たちが皇帝とその身内の寵愛を受け…外交政治を成功させたいという思惑を見抜きます。

この国に、私たちより美人はいない…!

そんな自信たっぷりな二人の前に、綺麗に着飾った猫猫が進み出ました。

その奥に突然、美しく背の高い美女が姿を現したのです。

青白い光を纏い…十六夜の下で舞う美女に、息を飲む特使たち。

その姿は、50年前に現れたという「月の精」そのものです。

美女は踊り終えた後、再び忽然と姿を消しました。

あの者は何処へ?!と問う特使達に、月を指さし…月の女神の名を告げる猫猫。

特使たちはへなへなと、その場に座り込むのでした。

「月の精」を再現するため、全ての演出を成功させて高順の元に戻った猫猫。

虫かごに入った仄かに光る蛾を見つめ、これが決め手です!と言いました。

子翠に手伝ってもらい、蛾の雄雌を分け…その匂いを衣装につける事で月の光を再現したのです。

背後でびしょ濡れになり、月の精に扮した壬氏がジト目を向けている事に気付いた猫猫。

上手くいったのか?と聞かれ、猫猫は笑顔で…この上もなく!と答えます。

髪が濡れているぞ!と愚痴る壬氏を見て、高順は申し訳なさそうに猫猫にタオルを渡しました。

猫猫に髪を拭かれる壬氏を見つめ、あの光景は皆に見せる代物ではなかった…と呟く高順。

月の精に扮した壬氏の美しさは、国を傾ける程の破壊力を持っていたのでした。

 

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感想

今回は遂に、完璧な女裝壬氏がお目見えするお話でしたね!

猫猫が綿密に計画した月の精を演出するシーンについて、紐解いてみたいと思います。

美しい二人の特使も登場しましたが、壬氏には到底及ばないな…と感じました。

わざわざ皇帝の前で挨拶して、ちょっと鼻につくというか…自信満々でイヤですね。

いかにも…私綺麗なのよ!ってアピールしてるみたいで、異国の人らしいなぁとは思いますが…。

そんな二人の鼻をへし折るかのように、幻想的に姿を現した壬氏!

4大妃よりも数倍上の美貌もさる事ながら、徹底的に「月の精」だと思わせる演出がとても効いていました。

猫猫の種明かしによると、黒い布を被って闇に紛れ…衣装に蛾の匂いを擦り込ませたそうです。

虫の匂いって部分の推理が当たっていて、ちょっと嬉しくなりました!

実は、NHKで放送している「香川照之の昆虫すごいぜ!」にハマっていて…。

アリがなぜ巣に帰れるのかっていう話で、フェロモンの匂いを辿るんだって知ったんですよね。

蛾だけでなく、他にもたくさんの虫が同じような性質を持っているのかもしれませんね…!

今回の蛾は猫猫が仕込んだ物ですが、50年前に婆が踊った時はイヤガラセの末の偶然…。

虫に集られて踊った婆も、なかなかプロ根性がありますよね。

そんな方法で発光する蛾を纏わせ、月の下で舞を踊る壬氏…。

コマ割りも大きく、壬氏の美しさを目一杯引き出そうとしているのが窺えます。

羽衣を持つ指の繊細さや…しっとりとした色気を漂わせる目線で、人間とは思えない程の神秘さを感じさせるんです。

特使たちと比べると違いがよくわかるのですが、真の美しさってこういうのを言うんだろうな…って気持ちにさせられますね。

このシーンの美しさは、この漫画の中で1番だと断言できます!

…その後に水の中に姿を隠して、必死に泳いで帰ってきたギャップも最高です。

任務をやり遂げた壬氏は、猫猫に向かって髪を拭けと指示しているのですが…。

この時の壬氏が、頑張ったんだからもっと褒めて!って甘えているような感じがするんですよね。

ワンコのような彼の姿に、久しぶりにキュンとしました。

見事に「月の精」を再現して見せた猫猫ですが、今回は薬屋というより…演出家でしたね!

ラストに語られるのですが、「月の精」の姿は特使たちだけにしか見えなかったというのです。

つまり、猫猫は下準備として会場を見回り…他の客には見えない死角を探し出したという事ですよね。

以前に猫猫が高順に頼まれて謎解きをした、姉妹の脱出トリックと繋がっているような気がしませんか?

演出の為に、立ち位置の把握やタイミングなど…かなり大変だったろうなぁと思いました。

多彩な才能を見せつけられ、今回も大満足でした!

今回の見どころは、「月の精」に扮した壬氏が踊るシーンです。

高順が言うとおり、その姿は傾国の美女といって差し支えありません。

猫猫の演出と相まって、最高に美しいシーンを堪能できました!

 

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~10巻38話のネタバレでした。

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