前回のお話で、彫金細工師の遺した一言の遺言から謎を解明した猫猫。
事件解決後、壬氏に化粧をしろとせがまれ…?!
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~5巻20話のネタバレ感想です。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~5巻20話のネタバレとあらすじ
いきなり化粧をせがまれ、女装なんてしたら…国が滅びますよ?と言う猫猫。
よくよく聞くと、街を歩いても目立たない別人の様になりたいとのこと。
依頼を受けた猫猫は、後日たくさんの布を持って壬氏の元を訪れます。
朝から相変わらず美しい壬氏を見て、本当に変装する気があるのですか?と猫猫は毒づきます。
壬氏に接近し、着物から上等な香りがするという猫猫。
これでは別人になれませんよ!と叱りましす。
その後持ってきた布を腰回りに巻き付け、体型を誤魔化し…。
途中でいたずらもしつつ、化粧を完成させ…爪のチェックまでする猫猫。
壬氏の手に武人のようなたこを見つけ、猫猫は不思議に思うのでした。
変装を終え、高順と水蓮に説得され…一緒に付いていくことになった猫猫。
しばらく街を堪能し、休憩する二人。
花街にいる養父が気になる猫猫に、どんな人なのかと興味を持つ壬氏。
猫猫は、医官をしていて…その実力から留学までしていたという過去を話します。
最後には宦官になってしまいましたけど…という言葉に、考えこむ壬生なのでした。
壬生が待ち合わせをしている場所に向かうと、席を外す猫猫。
何故だろう…?と壬氏が疑問に思っていると、阿多妃が男装をして現れたのです。
花街ならではの店だった事に気づき、顔を真っ赤にする壬氏。
阿多妃は酒を注ぎながら、宮中の様子を聞かせてというのでした。
その頃、緑青館に顔を出していた猫猫。
あの人に会っていかないの?と姐たちに聞かれ、気が向いたら…と答える猫猫なのでした。
感想
今回は謎解きはお休みで、壬氏の変装とお忍び外出がメインでしたね。
息抜きのお話と思いきや、色々な伏線だらけで…思わず深読みしてしまいました。
まず、壬氏の変装シーンがとても楽しかったです!
男のくせに無駄に綺麗な壬氏に、イラっとしている猫猫の表情も捨てがたいですが…。
一番は、壬氏が目を瞑っている間に口紅をひいてしまう所です!
猫猫は常々、顔だけは綺麗とか…女装すれば阿多妃に似ているんじゃないかと思っていました。
緑青館で再会した時も、壬氏は自分の唇に紅をひいています…。
普通に働いていたら壬氏に女装メイクをするチャンスなんてないので、今しかない!と思ったんでしょうね。
イタズラ心と好奇心に勝つ事が出来なかった猫猫…。
ちゃっかり高順と水蓮も覗き見していて、3人が口紅をした壬氏の姿を確認しています。
そして3人共、満場一致で…この姿は世に出してはならないと判定しているんです。
下手したら、後宮にいる妃達より美しかったのかもしれませんね!
女装って、格別な妖艶さと危うさを感じませんか?
非日常的で自由で…意識と外見のギャップに惹かれるんですよね。
私はドラッククイーンとか…メイクしている男性大好きなので、壬氏の女装姿が気に入っちゃうと思います。
彼の完成度の高さだと、冒頭に猫猫が言っていた「国が滅びますよ」発言も納得がいきますね。
男も女も魅了しちゃう壬氏の女装姿を、今度は是非ともフルコーデで見てみたいものです。
妓女の格好をした猫猫と、女装した壬氏ならどっちが綺麗かな?なんて妄想しちゃいますね!
そして街での出来事では、他愛ない会話に謎がたくさんの散りばめられていました。
猫猫の養父がすごい実力の持ち主だったことを聞き、何か考え込む壬氏…。
猫猫の養父が医官だった頃の話は、赤子のすり替え事件で明かされていますが…壬氏自身はこの事を知らないのでしょうか?
壬氏が街中で阿多妃と会い、宮中の様子を話し合うシーン…。
これは単純に母に会いに行くという目的もありつつ、阿多妃が他の情報も知りたがっている可能性もありますよね。
でも、この謎が解けるのはまだまだのような気がします。
最後に、猫猫の知り合いであろう女性が緑青館のベッドにいるシーン…。
姐たちとは仲が良いのに、猫猫はこの人物に会いたくない素振りを見せています。
血の繋がりが無さそうな姐たちがしきりに会うのを勧めるという事は、猫猫の家族とか…親しい人物の可能性が高そうですよね。
名前も出てこない謎の人物ですが、二人の仲があまり良くないことはわかります。
猫猫の過去と、何か関係があるのでしょうか?
気になる事が多くて、頭をフル回転して読まないと!という気持ちになりました。
今回の見どころは、壬氏の変装シーンです。
街に向かうために変装している最中、いたずら心で壬氏に口紅をつけてしまう猫猫。
普段は柔順な高順と水蓮までもがノリノリで、楽しそうだったのが印象に残りました。
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~5巻20話のネタバレでした。