前回のお話で、壬氏に頼まれた毒茸探しに精を出す猫猫。
その後、亡くなった静妃・葬儀に乱入した女・静妃の侍女に同じようなただれを見つけ…?!
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~9巻35話のネタバレ感想です。
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 19巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 18巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 17巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 16巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 15巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 14巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 13巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 12巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 11巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 10巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 9巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 8巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 7巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 6巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 5巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 4巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 3巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 2巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと 1巻をはじめから読む!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 記事一覧を見る!
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~9巻35話のネタバレとあらすじ
静妃の葬儀に乱入した女は、宋妃という下級妃でした。
気立てのいい彼女の顔にただれが出たのは、ちょうど一年前と聞いた猫猫。
宋妃は、静妃に毒を盛られたと気づいていたのだろう…。
そう考えながら庭を探し回り、ある茸を見つけたのです。
壬氏を呼び出し、カエンタケと呼ばれる猛毒茸を見せる猫猫。
幼い頃に自分も触ったことがあると言い、手首に巻かれた包帯を外しました。
そこには、静妃たちと同じただれがあったのです。
静妃たちのただれは、カエンタケの毒でしょう…と猫猫は告げました。
静氏の侍女たちの証言とも合致し、壬氏も納得します。
しかし、猫猫は納得出来ない様子…。
3日の猶予と宦官を借りたいと申し出て、いなくなった涛の噂を集めました。
その後、異臭が漂う北の林に宦官を連れて向かう猫猫。
茸の群れの下を掘り始めると…。
そこから、本物の静妃の遺体が出てきたのです。
猫猫は壬氏たちを呼び、静妃が生きていたと思われた期間は涛がなりすましていたのでしょう…と言いました。
失踪した涛は、静妃と顔や体型がそっくり
だったからです。
苛められていた涛と揉め、死んでしまった静妃。
それを隠したい侍女たちは涛と共謀するものの、涛に結婚話が出てしまい…彼女を殺したのでは…?
そんな憶測をしますが、後処理は壬氏に任せる事にしました。
どうやって死体を見つけたのかと聞かれた猫猫は、キラキラの笑顔でこう答えます。
死体や糞尿を養分としている茸が生えていたんです!
…それを聞いた壬氏は、猫猫の集めた茸を没収するのでした。
感想
静妃たちに共通する「ただれ」の真相を暴くため、動き出した猫猫…。
事件の真相に辿り着くには、たくさんの伏線を思い出す必要がありましたね。
今回は伏線を振り返ると同時に、キノコ大好き猫猫にも焦点を当てて行きましょう。
まず、猫猫が「ただれ」を引き起こした原因を的確に見つけた理由が判明しましたが…。
まさかの、既に自分も猛毒カエンタケを触っていたというオチでした!
なんだか…猫猫らしいですね。
その他にも実験の傷があるので、本人は痛い目に遭ったとは考えていないようです。
カエンタケを摂取した際の致死量は、僅か3グラム…。
皮膚が毒素を吸収してしまう、唯一の茸です。
とんでもない茸がそこら辺に生えてるのも、すごく怖いですよね。
毒茸を口にする人は少ないですが、触るくらいなら…思っちゃいませんか?
私も道端や林で、不思議な種や茸を触ってしまうんですが…無闇に触るのも危ないなと肝が冷えました。
何でも触る子供も、しっかり見張ってないといけませんね。
さて…私は前回、手にただれの痕がある静妃の侍女が犯人だと推理しましたが…。
一応当たっていたものの、事件の真相はもっと複雑なものでした。
行方不明になっていた涛まで、事件に関係していたのです。
涛の噂の聞き込みや、彼女が静妃に苛められていた事まで聞き出す猫猫。
壬氏が静妃の死因に納得していた時も、猫猫は疑ってかかっていましたし…。
大勢の意見に流されない思考も、彼女の強みですね。
その上で、子翠が臭うと言っていた場所まで辿り着いてしまいます。
このシーンなんて、8巻で1.2回触れたっけ?というくらいのヒントですよ!
涛が静妃と入れ替わっていた可能性は、色々な侍女たちに聞き込まないと得られない情報でしょうし…。
刑事さんの聞き込みのように、小さな情報でも丹念に裏を取っていく点が秀逸でした。
私の思考は猫猫より短絡的で、大まかな筋は当てられても…その先まで考えるのはまだまだなようです。
複雑に絡み合った女の情を丹念に解いていく様は、見事だな…と感じました。
猫猫の理性的な姿と、死体の上に生えていた茸を愛でるという姿のギャップも最高です!
ドン引きの壬氏に茸を没収され、本当にガッカリしていました…。
死体に生える茸、あなたなら興味湧きますか?
私は、結構湧いちゃいましたよ!
冬虫夏草みたいに、どんな種類なら菌糸が根付くのか…?
栄養素は死体のどの栄養を摂取してるのか、木についている茸との違いは?
…猫猫もきっと、同じような感覚なのかもしれません。
日常生活では敬遠される「死体」すらも、彼女の「知りたい」という欲の前では無力なんですよね。
そんな猫猫を理解してくれる人は、なかなか現れませんが…。
このくらいの貪欲さがないと、推理には向かないでしょう!
猫猫にはブレずに、自分の興味のままに突き進んでほしいなと思います。
今回の見どころは、土に埋まった静妃を発見したシーンです。
小さなヒントも見逃さず、真相に辿り着いた猫猫が素敵でした。
本のカバーを取った部分にあるカエンタケの解説も、一緒に読むとより知識を深めることができますよ!
まるごと無料でマンガを読む方法!
コミック.jpなら
1350円分のマンガが無料で読める!
30日以内に退会すればすべて無料
購入したマンガは退会したあとも読めるので安心!
fa-angle-double-right薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 記事一覧を見る!
薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~9巻35話のネタバレでした。