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前回のお話で、久しぶりに子翠と再会した猫猫。

その後翡翠宮に戻ると、皇太后に依頼を持ちかけられ…?!

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~11巻45話のネタバレ感想です。

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~11巻45話のネタバレとあらすじ

皇太后がなぜ今、4大妃を集めて外でお茶会をするのか…?

不思議に思いながらも、慌ただしく支度をする侍女頭・紅娘。

猫猫はお茶会の間、皇太后付きの侍女に呼ばれます。

彼女に案内されて辿り着いたのは、旧後宮…。

女帝と呼ばれた、先帝の母の部屋を開けると…異臭が猫猫の鼻をかすめます。

部屋には張り直されたような白い壁と、筆や絵の具が散乱していました。

先帝は母が亡くなった後この部屋に籠もり、6年後に亡くなったのですが…。

彼の遺体は霊廟で1年安置されていたにも関わらず、腐敗していなかったのです。

この旧後宮が取り壊される前に謎を解き、自分が呪ったせいだと思い続けている皇太后の心を晴らしてほしい…と告げる侍女。

それを了解した猫猫は、翌日も旧後宮に行くことになりました。

昔は皇太后の侍女をしていた水蓮に、部屋を借りた猫猫。

部屋で古い箱を見つけ、中を開けると…。

そこには壬氏が幼い頃に使っていた、お気に入りの玩具が入っています。

執着心の強い彼だが、それが許される立場
ではないから…と呟く水蓮。

話を聞いていた猫猫は、壬氏が時折見せる子供のような顔を思い出しました。

普段抑え込んでいる彼の本質だと気づいた後、箱の中に目線を戻すと…。

ふとある物を見つけ、呪いの正体を突き止めるのでした。

感想

皇太后付きの侍女から、先帝と皇太后の話を聞く猫猫…。

彼女の言う「呪い」とは、腐敗するはずの遺体が腐らずにいるというものでした。

今回はこの「呪い」と、壬氏の幼い頃を知る水蓮について考えてみましょう。

死体が腐らなかった事を、皇太后は自分が呪い続けていたせいだ…と言っていましたね。

彼女はお茶会中でしたけど、先帝を憎んでいたんでしょうか?

お話の冒頭では、先帝がロリコンだとか愚帝だとか…ひどい言われようでした。

ふと壬氏の悪夢のシーンを思い出してみたんですけど、皇太后が睨みつけていたのは先帝の母だったと思うんですよね…。

本当に先帝を嫌って呪っていたのかは、微妙だと思いました。

何か他に、理由があるような気がします。

さて、先帝の遺体に話を戻しますが…。

現在では防腐処理も進み、エンバーミングという生前のように美しい姿に戻す技術もありますね。

昔だったら猫猫の言う通り、呪詛だけで起きる現象ではないと思います。

ちなみに私も、神様だとか呪いの類いは信じないタイプです!

子供の頃に親に連れられて、宗教の集会とか行ってましたけど…。

学べば学ぶほど、自分の思考が停止していくのがわかったのでやめました。

今こうやって、色々考えていられるのって素敵なことだなぁ…なんて実感しています。

話が逸れましたけど…エジプトにはミイラを作るという技術もあることから、遺体の腐敗を止めるのは不可能ではないと考えます。

臓物を抜いたり油を浸透させたり、膨大な作業時間がかかるミイラのような工程は踏んでいないと考えた方が自然ですよね。

遺体も美しいままだった事から、じわじわ効いたというか…知らない内に防腐剤のような効果のものを吸い込んでいたのではないでしょうか?

猫猫は先帝が引きこもっていた部屋を開けて、異臭も感じていたようですし…。

ただ…部屋の中には、絵の具と白い壁くらいしかないんですよね。

絵の具とかも怪しいのかな?と思ったんですが…。

猫猫は、「呪い」の正体を壬氏の玩具箱から発見したようなんです。

固形物だと思うのですが、異臭との結び付きがわからなかったので…猫猫の推理に期待したいと思います!

さて…壬氏の玩具箱が出てきた事で、彼の幼い頃の様子が垣間見えましたね。

好きなものに執着ってところで、猫猫の事でしょ!と息巻いてしまいました。

ちゃんと謎解きを頼む時もありますけど、暇な時も顔を出しているイメージですもん…。

猫猫の前だと子供のようになるってことは、彼女に愛着を感じているという事でしょう。

他の人には見せない姿ですし、やっぱり猫猫は特別なんですねー!

そんな彼の好意はダダ漏れで、水蓮や高順のみならず…玉葉妃も面白がっています。

水蓮と高順は親のような気持ちですけど、玉葉妃は明らかにキャピキャピしてますね。

知らないのは、多分猫猫のみ…。

壬氏の本質を見たと言っている猫猫ですが、彼の本心はまだ見透かせていません。

この後の謎解きの中で、二人に進展はあるのでしょうか?

事件の真相にも、二人の恋の行方にも…ワクワクが止まりません!

今回の見どころは、壬氏の玩具箱を見つけた猫猫のシーンです。

壬氏が時折見せる、好きなものに執着し…大事に寄り添う姿。

それが彼の本質だと気づいた猫猫が、恋心に気づくのはいつなんでしょう?

 

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~11巻45話のネタバレでした。

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