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前回のお話で、園遊会に参加した猫猫。

特に幼い里樹妃と阿多妃の様子が気になり、何事もなければいいけど…と心配なまま園遊会は続き…。

薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~2巻7話のネタバレ感想です。

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~2巻7話のネタバレとあらすじ

宴の休憩時間に、簪(かんざし)の話で盛り上がる侍女たち。

外の人が優秀な人材に渡す意味と、他にも意味があるようですが…興味なさげな猫猫。

しかしモテモテの猫猫はその後、李白と名乗る男と梨花妃にも簪を貰いました。

そのうち園遊会は昼食の時間に差し掛かり、毒見役の猫猫も呼ばれます。

毒味を終えていく猫猫が里樹妃を見ると、彼女は表情を強ばらせていました。

他の妃と料理を比べ、猫猫は食事がすり替えられていたことに気づきます。

嫌がらせか…?と気分が沈む中、次のスープに口をつけた途端。

猫猫が突然、恍惚とした表情を浮かべ…「毒です」と言ったのです!

辺りに緊張が走る中、席を外す猫猫。

久しぶりの毒を口にした喜びに震えていると…猫猫を心配した壬氏が駆け付けました。

彼女を執務室に連れていき、急いで毒を吐かせます。

落ち着いた猫猫は里樹妃と侍女を呼び出してもらい、里樹妃が魚アレルギーだったことを証明したのです。

魚アレルギーがあるのを知っていて食事を入れ替えた侍女に、その行為は毒を盛るのと同じ事だと警告する猫猫。

同時にスープをくまなく調べ、猫猫が毒味をしたスープは玉葉妃ではなく里樹妃を狙ったものだということが判明したのです…。

宴が終わった夜、事件の内容を話し合う壬氏と高順。

内部犯の可能性大なのに、犯人の心当たりもなく…。

厄介事に追われている壬氏は、苛立ちを隠せません。

頭につけたままだった簪を高順に投げ渡しながら、暇人宦官のフリも楽じゃないな…とぼやくのでした。

感想

今回はお待ちかねの園遊会・後編です。

前回で不穏な空気を感じていた猫猫でしたが、予想どおり…最悪の事態が起こりましたね。

何者かが、里樹妃を殺害しようと目論んだのです!

ここまでは普通に、推理ものの王道ストーリーなのですが…。

この漫画の主人公・猫猫が再び変態っぷりを発揮し…園遊会にいた人々のみならず、読者も驚かせるんです!

大勢の前で毒入りスープを食べ、目をトロンとさせた猫猫の表情…。

以前媚薬としてチョコを食べた侍女のように、ものすごくセクシーでドキドキしちゃいました。

普段は滅多にこんな表情をしないので、貴重ではあるのですが…。

この表情を見て毒を食べてたなんて、誰も信じないだろうな…と思いました。

実際…この猫猫の表情を見た大臣が、自分も食べてみたくなって医務室送りになってます。

すっごく美味しい食事ならともかく、毒が好きな人なんて少人数ですよね。

しかし猫猫は格別で、口の中に残る痺れを思い出してはニヤついたり…飲み込んでいたらどんな症状に襲われてたんだろう?!と目を輝かせていたんです。

こりゃ、普通の女の子の友達は難しそうだな…と感じました。

猫猫と今の世界で遊ぶとしたら、毒薬の元が生えてる植物園とか…毒と薬に特化した博物館くらいしか思いつかないですもん!

友達どころか、この調子だと色恋沙汰も厳しいですよね…。

しかしそんな猫猫を心配した壬氏は、献身的に彼女を救おうとするんです。

その行動の速さや焦りっぷりを見て、もしかして…猫猫に惚れてる?!と感じました。

初めのうちは猫猫のことを、利用価値のある薬屋くらいにしか思ってなかった壬氏。

それから色々な事件を解決していくうちに、彼女の事情や薬屋としての姿勢…普通の侍女たちにはない思慮深さに惹かれていたのかもしれませんね。

そう思うと、これから猫猫が毒味する度に緊張しちゃって…心臓が保たなそうです…。

一方、痛い目…じゃなく美味しい目に合いながらも里樹妃を巡る謀略に気がついた猫猫。

侍女がすり替えた食事には魚が使われていて、里樹妃はアレルギーがあったため蕁麻疹が出てしまったんです。

本当に昔の中国で食物アレルギーがあったかはわかりませんが、私達にも身近な脅威で話を上手く纏めているなぁと感じました。

アレルギーって本当に厄介で…アナフィラキシーショックで命を落とす事もありますよね。

この現象も使いつつ、更に内部の何者かが本物の毒を入れているという2重の謎が物語を面白くしています。

一応解決だけど伏線は残しておく…絶妙な話の運び方に魅力されました!

今回の見どころは、毒を口にした猫猫のシーンです。

毒で恍惚に浸る変態な猫猫ですが、セクシー全開な表情に心奪われますよ。

 

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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~2巻7話のネタバレでした。

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